たむじゅん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
色々わからないけどこれでいい!青春ロボットアニメ
【評価】
点数:87点(100点満点中)
ランク:S
※点数の算出方法やランクはプロフィールをご覧ください。
【総評】
最終話まで視聴しましたが、結局謎が謎のままで終わってしまったことが多いです(自分の理解力が足りないだけかもしれませんが…)。
・怪獣の種をバラまいたの誰?(グリッドマンでいうアレクシスみたいなやつ、シズム?)
・ダイナゼノンの世界は現実世界?それともグリッドマンのようなコンピューターワールド?(現実世界っぽいが)
・そもそも、ガウマをはじめとする怪獣使いは、なぜ5000年の時を経て蘇ったのか?
などなど…
でも、そんなのどうでもいいやと思えるぐらい熱い最終回でした。少し童心に返れたような気がします。
そして何よりも、グリッドマン×ダイナゼノンの続編が作られることが発表されました。謎はこの続編で解決してくれると信じてます。
あとOPとEDトータルすると、今季のアニメで1番好きです(次点でひげひろかな)。
【ここがポイント】
ダイナゼノンを語るうえでやはり外せないのは、前作のグリッドマン。個人的にはグリッドマンより好きで、その理由はダイナゼノンが持つ"人間ドラマ"にあります。
もちろんダイナゼノンも、Aパートで日常を描き、Bパートで怪獣と闘うというお決まりパターンが基本にありますが、この日常パートが面白い。
ただの戦闘ロボットアニメに留まるのではなく、主人公の蓬とヒロインの夢芽の青春ドラマという側面もあるため、最後まで飽きずに見ることができました。
また、キャラクターもかなり魅力的です。
味方陣営だと、ヒロインの南夢芽。登場当初は、何がしたいのかよくわからない不思議なキャラだったのですが、ダイナゼノンや主人公の麻中蓬たちとの交流を通じて、すごく成長したなという印象です。最終的にはとても魅力あるキャラクターになりました。
敵陣営だとやはりムジナ。純粋にキャラデザが好きなのもありますが、敵らしからぬ敵で、少しミステリアスな雰囲気を持っているのが個人的にツボでした。死んでしまったのが本当に惜しい…(続編にも出て欲しかった)。
【好きな回】
第12話「託されたものって、なに?」
まずは圧巻の戦闘パート。殴り合い、必殺技の応酬。キャラクターの一人ひとりの叫び。極めつけには、OP「インパーフェクト」からの蓬の「インスタンス・ドミネーション」。もう単純にかっこいいです。
後半は最後の戦いから3か月後。蓬は南さん係になっていました。シズムとの掛け合いで蓬が言った
「俺は自由を失うんじゃないよ。かげがえのない不自由を、これから手に入れていくんだ」
ってセリフがとても良かった。
蓬と夢芽でたくさんの愛を育んでください。蓬が照れながら夢芽を名前呼びする場面はニヤニヤが止まりませんでした(笑)よもゆめ最高!