「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza(カデンツァ)(アニメ映画)」

総合得点
69.1
感想・評価
227
棚に入れた
1189
ランキング
1905
★★★★☆ 4.0 (227)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

壮大な姉妹愛の物語。最高の終わり方!

原作未読ですが、未完のようです。
しかし、この劇場版の終わり方でいいんじゃないでしょうか!?
私は、最高の終わり方だと思いました。
とてもすばらしかったです。
それだけ、よくできている作品だと思いました。

このシリーズは、とても面白いです。
TVシリーズは、目が離せない展開が続きあっという間に終わってしまいました。
と、同時に思うところもありました。
それは、大戦艦級「コンゴウ」までしか登場しなかったからです。
つまり、よく知るあの戦艦がまだ登場していませんでした・・・。

そして、この作品で満を持して登場するのが超戦艦級「ヤマト」と「ムサシ」です。
しかも、メンタルモデルの女の子がとても威厳があります。
今までのメンタルモデルがいかに普通の女の子だったかが分かります。

私は、とにかくこれからどうなるんだろうと言うワクワクが止まりませんでした。
{netabare}が、しかし、冒頭でいきなり「ヤマト」が撃沈です・・・。おいっ。{/netabare}
「これから、どうやって盛り上がるの??」って、正直そう思いました。
でも、それも束の間、TVシリーズからの最大の伏線がここで回収されます。
「そう言う秘密があったのか!!」と、感嘆してしまいました。

最初から見応えがとてもすごかったです。

でも、それは最初だけではありませんでした。
話が進むにつれて、あれやこれやと気づけばメンタルモデルが総出演状態です。
それは同時に戦艦同士が大混戦状態を意味します。
結局、終盤まで息つく暇も与えてくれず盛り上がっていきました。
最初から最後まで右肩上がりに盛り上がっていく作品は珍しいです。
"大団円"と言う言葉は、こう言う時に使うんだと実感させてくれました。

そして、なんと言っても最後がとてもすばらしい。
なぜなら、とても優しくて美しい終わり方だったからです。

一般的に同系艦のことを「兄弟艦」とは言わず、「姉妹艦」と呼びます。
この物語では、1番艦の「ヤマト」がお姉さんにあたります。
そして、2番艦の「ムサシ」が妹になります。
メンタルモデルなので直接的な姉妹と言う概念はないかもしれません。
しかし、この物語では、そう見ずにはいられないのです。

意固地になって、無茶をしようとする妹。
それをお姉さんがやさしく見守り、なだめ、助けようとする。
この物語は、そんな姉妹愛を描いた物語だと思えてきます。
だからこそ、あんなに綺麗な終わり方をしたのだと思うのです。
二人の最後のシーンは、泣けてきました。


■まとめ

この作品は、TVシリーズからの伏線がうまく回収されている点がよいです。
また、この作品では、人間とメンタルモデルをあわせてかなりのキャラが登場します。
それでも、それぞれが個性豊かで一人として捨てキャラがいませんでした。
これだけ盛り上げる中で、伏線回収も忘れず、捨てキャラもいないなんて・・・。
完成度の高さがすばらしいです。

とてもお気に入りの作品です。

※観る順
TV→DC(終盤30分)→Cadenza

投稿 : 2022/02/15
閲覧 : 219
サンキュー:

18

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