たむじゅん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
上質なSF作品 ~2021年春アニメNo.1~
【評価】
点数:89点(100点満点中)
ランク:S
※点数の算出方法やランクはプロフィールをご覧ください。
【総評】
高クォリティな作画と音楽から繰り出す、上質なSF作品。
個人的には、2021年春アニメNo.1です。後述しますが、6話でマツモト号に乗ってグレイスを破壊しに行く一連のシーンは、まるで映画を見ているような迫力でした。
ただ、この6話までが右肩上がりで面白すぎた反動か、以降はどうしても失速気味に感じてしまい、SSランクには至らず。とはいえ、文句なしの名作だと思います。
【ここがポイント】
まずは、マツモト役の福山潤さんの声です。
マツモトはサポートAIという立ち位置のキャラで、人間っぽくてもいけない、ロボットすぎてもいけないという、非常に難しい役だったかと思うのですが、それを見事に演じていたと思います。あの矢継ぎ早に繰り出すセリフが、この物語のテンポを作っており、心地よかったです。
そして、自分がこの作品に引き込まれた主な要因のもう1つが作画です。
さすが、進撃の巨人などを担当したWIT STUDIOさんといったところで、作画のレベルはかなり高いです。また、時々出てくる劇画チックな画がシーンの印象付けにつながっており、この作品のレベルを1段も2段も引き上げていたように感じました。
【好きな回】
第6話「Sing My Pleasure -あなたを愛する-」
圧倒的にこの回が好きです。
終盤、OP「Sing My Pleasure」をBGMにグレイスを破壊しに行くシーンは、あまりの疾走感に心を奪われます。
ここで2021年春アニメの覇権は、Vivyだと確信しました。