かんぱり さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヒロインのラフィールが魅力的なスペースオペラ
これ、あらすじ書くの難しい。
簡単に言うと、ある惑星(地球?)は宇宙からやってきた「アーブによる人類帝国」に降伏し、その条件としてアーブの伯爵となった元首の息子であるジントと、アーブ皇帝の孫のラフィールの二人を中心に壮大な宇宙の物語は語られます。
ラフィールは皇族で、小さい頃から周りからかしずかれて生きてきたために名前で呼ばれたことがなくて、皇族と知らないジントに名前を聞かれて、満面の笑顔で「ラフィールと呼ぶがよい!」と話すシーンは良かったですねー♡
ラフィールは皇族らしく、口調も「そなた、~するがよい」とか言うんですけど、それがなんかクセになる感じでよかったです♪
口調だけではなくて、アーブ貴族としての誇りも持っていてなかなか魅力的なキャラでした。
ジントはちょっと気弱な感じの少年なんだけど、温和な性格で意外としっかりもしてて、会話もオトナな落ち着いた感じで、勝気なラフィールといいコンビだなぁって感じでした。
こんな二人の会話も楽しくて、二人の逃避行するお話がラフィールの素の部分が見られたりして面白かったです。
この作品ですごいなって思ったのは、アーブ語を文字から言葉まで作っちゃったところ。
時々字幕付きでアーブ語で話すシーンなどあったりして本格的っぽいのがすごいですねー。
もしかすると、アーブ語は適当なのかもですけど、でも声優さんよくやってるなーって思います。。
なのでSF部分もたぶんすごく凝ってて、見るひとがみれば楽しめるのかも。
1999年と古い作品ですが、なかなか楽しめた良作だと思います!
この後は星界の戦旗へと物語は続きます・・