ウェスタンガール さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
競技者の孤独
アスリートは孤独である。
それがチームスポーツであっても同じだ。
ポジションが違えば役割も違う。
何より、それぞれが積み上げてきた時間と能力、あるいは育ってきた環境だってそれぞれだ。
ましてや、天賦の才といったものが関われば、否応なく湧き上げる感情に支配されることがあるとしても不思議ではない。
だからこそ彼らは今の自分に目を向け、孤独な闘いを続けるのであろう。
それを知る者同士であればこそ共感し合えるに違いない。
そして我々も孤独である。
それぞれの社会生活の中で、共感できるもの同士が高め合っているはずだ。
万一、病気や怪我、あるいは心を含めた身体的な障害に苦しんでいたとしても、それが孤独な戦いであることは確かだが、同じ境遇の仲間、その姿を見て、少しでも共感が生まれているとしたら何よりだ。
競技者は孤独である。
それがトップアスリートであるなら尚更だ。
彼らの“苦しさ”を知るのは、彼らの仲間だけである。
我々は我々の土俵で罵り合えばよいのだ。
彼らが、全くの門外漢に、自分たちの基準でこのように在れとか、こう発言すべきだ等と言われる筋合いは1ミリも無いと断言するのである。
全ての競技者に幸あれ。
凄いな、真似できないな。
あいつの苦しさは、俺が一番知っている。
俺何をやってんだ。
みんなに心配されて、涙こぼして、情けない。
ちはやふる2では、いつにも増して、それぞれのモノローグが響き渡るのである。
我々は精一杯の声援を、外野から送るのである。
あと、どうでも良いことだが、アイコンに使われている絵、インパクトが強すぎて…(^^。
千早の首チョップ、モータルコンバットか!