ビマ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2021年春、今期の作品で1番好きです!
「今期、1番の作品なぁに?」
と、問われたら迷わず「これ!」と答えます。
ただし、「今のところ…」と続く。
この手のアニメ作品、必ず理想主義の主人公やヒロインが出てきて己の無力さに打ちひしがれる展開を迎えますよね…。そう!だからこのあとが大切なのよね!
原作あるのかな?オリジナルなのかな?何も知らないから今後の展開が気になって仕方ないです。
できれば想像もできないような結末を迎えて欲しいな。
【観終わりました!】
最終話が総集編的な放送だったので「2期あるな!」と、胸を撫で下ろしながら視聴しました。
今秋ですね。期待してます!
この第1期、自分的にはかなりハマり込んだ物語と世界観でした。
良い所いっぱいあるんですが…いっぱいあり過ぎて紹介に困ります。
3つくらい紹介すると、
まず毎話タイトルが台詞と被った瞬間の「これか!」「ここか!」という妙に癖になるメッセージ性。
絶望を突きつけたり、世の無常を儚んだり、強い決意を感じたり、途方に暮れたり…まぁいろいろですけど確かに胸に伝わるものがあって、受け取った感を得ます。それがホント妙に心に響いて癖になりました。
2つ目は映像…ですかね。
映像美としてもですけど一瞬の風景の切り取り方にちゃんとメッセージ性があって…より救いのなさを演出してます。構成がちょっと映画的だなと思いました。
そして最後が、死に向かう部隊メンバーの心情が謎なところですね
。『理解できない』じゃなくて『理解を超えてる』けどなぜかリアリティを感じました。達観してるのか絶望の果てなのか、希望はないけど覚悟ができてて、死にたくないけど生きるつもりもない…書いてるとどんどんリアリティから解離しちゃうけど観てるとそれを感じません。
「こういうキャラクター達を生み出せる人が作家になるべきよね!」と、感じるほどにはキャラクターの心象を読み解こうと深くのめり込めました。
読んでてお気づきだと思いますが笑うシーンや楽しいシーンはないです。救いのない悲劇的な作品ですから苦手な人も多いかな〜と思います。でも自分は「早く続きが観たい!」と、悶るくらいハマりました。そういう作品ってくどくどしたところがなくテンポがいいんです。退屈はしないと思いますよ!
この1期だけで言えばアニメ史の中でも傑作だと感じた作品なので多くの人達に見て欲しいと思いました。けど前述した通り、どんな結末を迎えるかが気になるところです。
とりあえず2期があることに安堵(笑)