U さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
B. ネタバレ注意 – 続編は難しいですかね
あだちとかの漫画 2015年のアニメ
「少年マガジン」で2011年から休載をはさみ連載中
社を持たない無名の神 夜ト、夜トの神器 雪音、2人と行動を共にする半妖のひよりが織りなすファンタジー
<メモ>
前半は夜トと毘沙門の因縁の話、後半は黄泉からの脱出の話。
人から忘れられると消えてしまう夜トにとって 自分を認識している ひより は大切な存在だが、社を作って本当の神にしてくれたり、黄泉から救ってくれたり、ますます大事な存在になった今期。
野良が父様と呼ぶ怪しい人物がひよりのすぐ近くにいるのが気がかり。
ひよりにキスした事がバレたら夜トと雪音は激高しそうですね。
天の神が本当の術師の存在に気付かず、恵比寿さんに釈明のチャンスも与えず断罪してしまったのが残念。神様も教唆されてしまうんですね。
<主要登場人物>
・夜ト(やと):神谷浩史
・壱岐 ひより: 内田真礼
・雪音: 梶裕貴 夜トの神器
・小福:豊崎愛生 貧乏神
・大黒:小野大輔 小福の神器
・毘沙門天:沢城みゆき
・兆麻(かずま):福山潤 毘沙門の神器
・囷巴(くらは):井上和彦 毘沙門の神器
・陸巴(くがは):星野貴紀 毘沙門の神器
・天神:大川透
・真喩:今井麻美 天神の神器 元夜トの神器「伴音(伴)」
・恵比寿:置鮎龍太郎
・藤﨑浩人:石川界人
・野良 /緋(ひいろ):釘宮理恵 いろいろな神の神器 夜トの神器でもある
<ストーリー>
野良によって消されたひよりの記憶が戻ったところで終わった1期の続き。
過去の因縁から夜トを憎んでいる毘沙門は過去に兆麻(かずま)以外の神器全員を失った懺悔からか死霊を見つけると神器にしてしまうため高天原にある毘沙門の屋敷は大所帯だ。人数が多すぎて神器の中には何年も名前を呼んでもらえず寂しく思っていたり、仲間を妬んだりする物もいるが毘沙門は気づいていないようだ。
そんな神器の1人、陸巴(くがは)は主である毘沙門の代替わりを狙っていた。代替わりとは人々に崇拝されている神は死んでも生まれ変わるため(ただし記憶を引き継いだりしない)代替わり後の神の力を自分の物にしようと企んでいた。
そのため夜トに毘沙門を殺させようとひよりを誘拐し高天原の洞窟に隠蔽する。
陸巴の計画通り毘沙門に攫われたと思っている夜トはひより救出のため毘沙門に戦いを挑む。
激しいバトルから夜トを庇って雪音が折れてしまった。死んでしまったと思われた直後雪音は「祝(はふり)の器」として復活する。
兆麻から過去の因縁の真実を聞かされた毘沙門は逆恨みだったとわかりひよりは無事此岸に帰ることができた。
ひよりは社を欲している夜トに手作りの祠をプレゼントする。祠ができたことで高天原に居場所もでき喜ぶ夜トだったが、「父様」に拘束され昔のように野良と共に人々の願いを叶えるため人を斬らされる。
黄泉に行った術師を救うことができれば拘束を解くと言われイザナミが住まう洞窟に野良と共に入る。父様の言う術師とは恵比寿の事だった。恵比寿は人の世の平安のために妖を使役したいと考えており、イザナミが作った「言の葉」を手に入れようとしていた。「言の葉」とは妖を生み出すことができる筆の形をした道具。
イザナミから「言の葉」を奪うことができたが結界が張られ外に出られなくなってしまった。風穴を開け恵比寿はなんとか脱出できたが夜トはイザナミに足を取られ洞窟に取り残されてしまう。
駆けつけたひよりに恵比寿は風穴に向かって魂呼(たまよび)をすれば戻ってこられると教わるが、夜トの名を呼んでも呼び戻すことができない。夜トは真名ではなかったのだ。なんとか真名を探り当て夜トを救うことができて安堵する間もなく妖を使役した恵比寿を討伐するため天の神たちが集結する。
21.5.22