ねごしエイタ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
種族を越した愛に、奇跡は訪れる!
「シドニアの騎士 第九惑星戦役」の続きで10年後を描き、ついに人類存亡をかけたガウナとの闘いに終止符が打たれるです。すっかり大人っぽくなった谷風長道(ナガテ)だったです。長道たちに平和が訪れるのか?だったです。
今までの「シドニアの騎士」において、ガウナとの戦闘が目立つ展開だったと思うです。でも入れ以外の展開にも「シドニアの騎士」らしさが出ていたです。
{netabare} 日常における重力祭で、長道、イザナ、纈(ユハタ)、つむぎの交流も和やかです。つむぎ登場時の頃とは思えないほど、ここではシドニアの人々とつむぎがすっかり受け入れられ、つむぎ饅頭が作られていたり、触手のつむぎの浴衣姿が似合っていたです。
イザナ、纈の取り合いかと思われた長道だったけど、まさかのつむぎに長道からの告白は、外見、種族を越した恋愛に驚かされたです。「身長差だって、たったの15mだ」というセリフが、この二人以外の理解を越した素直な思いのほかならなかったです。
あと小林艦長の変身ドレスアップの歌唱が、印象的だったです。後に、小林たちの正体も明かされるです。
気になる岐神(クナト)が、どうなるのか?どう行動を取るのか?も白日のもとになったです。第九惑星戦役でも岐神にとりついた落合の言っていた究極の生命だったかが、シドニアを巻き込んで出て来るです。岐神、正気に戻るのか?見所です。
この落合、ガウナを相手に、シドニアの存亡をかけた戦いは、今まで以上に思えたです。とくに落合と長道の戦いが、次元を超えた者のように見えるです。戦いの中、落合が長道に対し硬骨に放つセリフに、悪魔のさえずりのような悪あがきに見えたです。
戦いに勝っても長道のピンチの中、傷ついたつむぎが命をとして助けたところに長道のやるせなさを感じたです。{/netabare}
大きな犠牲の上で、勝利の先に何があるのか?このままだったらいたたまれないです。でも私は、この結果や先の未来を見たとき「これで、いいのだ!」だったです。
今回、長道、つむぎにおいて、特に戦いにおいて置かれた状況にでシドニアを守るため互いにおいて、ためらわず起こした行動に感銘を受けたです。