take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こういうのでいいんだよ
ってなった。
と言うか、こういうのがいいんだよ、もっと言えば「くーそー、こうありたかったなぁ」だ!!コンチクショー。
物語はいたってシンプル。
恋愛もののアニメは数あれど、その中でもいたって正統派のノイズの少ない作品だと思う。
そういう意味では、名作と言っても過言ではないと思う。
余談だが、私の同級生にも小中同級生どうしてくっついた者がいたが、
ある意味、運命的な出会いをしていたのだろうなぁ、今となって思えば。
そういったノスタルジーと言うか、そういう事もあるのだなぁ、そういうのっていいなぁ、と率直に思わせる作品。
萌え萌えの作品とは別の意味で、背中のどこかがむずがゆくなった。
しかし、この作品・・・。
主人公たちと同年代時に観ていたら・・・、どう思ったかなぁw
これから、こんな未来が待っているかもしれない?
うらやましいいいいい?
俺には、こんなことないよなぁ?
俺も、こんな風になれるように頑張ろう?
等々・・・どうだったかなあ。
オジサンになってしまった今となっては、
やはり、背中をこそばゆく思いながら、そうでもなかった自分の過去を懐かしむのみw
諸行無常だねぇ・・・。
さて、この作品。
さすがに、若い年代の一区切りを見せるだけなので、今後のお二方の行方を気にしながらのエンディングになるのだが、ちゃんと趣のあるカットの連続で結末を見せてくれて一安心。
あとは記憶に残ったのは、
サブキャラの比良拓海、西尾千夏。
この二人も、ケジメのつけ方が正統派・・・、いや真正面から正々堂々とぶつかって選ばれなかった・・・立派だったぞ。
それでこそ、あとくされなく次のステップに勧めるのだろう。
根性なしの私にはなかなかにまねできないストロングスタイルだわ。
これって、オリジナルアニメだったはずですよね。
コンパクトに練り上げられた良質の等身大なラブストーリです。
観る価値はありますよ、おススメいたします。