退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ノリと熱さと音楽
全シリーズ視聴済
アニメというジャンルは近年歴史的なヒットをした鬼滅や進撃の巨人、君の名は等新海誠作品やジブリもの以外は世間的にはサブカルであって、アニメ好きなら認知度の高いハルヒやあにこれで総合1位のこのすばでさえ、殆どの人は知らないものです
そういう意味ではシンフォギアシリーズは成人全世代に比較的認知度の高い作品です
それはシンフォギア一期と二期をベースにしたパチンコ台が近年のパチンコ業界で大ヒットしたからに他なりません
パチンコ業界は意外とシビアで、コンテンツ物は高いギャンブル性だけでもダメで、どんなに作品が良くても、パチンコにしたら全然ダメというのも多く、シンフォギアシリーズはその高い音楽性とキャラクターの分かりやすさがヒットした要因となってます
ここから始まるシンフォギアシリーズは細かい設定やストーリーよりも音楽性、ノリと物語のスピード等に特化しており、タイトルにある絶唱はラストリゾートなのでなかなか絶唱はしません
しかも、一期の第一話で主人公かと思われる二人組の一人の装者が絶唱していきなり死んでしまい、その装者が纏っていたギアが破壊されて飛び散り、その破片が体に刺さってしまった、装者のライブを観に来ていた平和主義の主人公がその後の戦いに巻き込まれていくという結構無茶な展開で物語は始まります
原作と使われている楽曲の殆どElements Gardenの上松範康で声優陣も主要キャラ6人に水樹奈々を筆頭に主人公に悠木碧、高垣彩陽、二期からは日笠陽子、南條愛乃、茅野愛衣も追加されていきかなり豪華
ストーリーよりも、この6人がとにかく歌いながら戦うことでテンションを揚げていくので、それが楽しめなければこの作品との相性が悪いので観ない方がいいと思います
何故歌いながら戦うか、それはシンフォギアがカラオケみたいなもので歌いながら戦うと身に纏う装者の感情や想いに共振・共鳴し、その旋律に合わせてバトルポテンシャルを相乗発揮していくシステムだからです
ストーリーが気に入らなくても音楽が基本なので物理学的な要素などなく、ノレるかノレないかなので、細かいことは気にしないで楽しめます
水樹奈々の代表曲と言えば深愛やETERNAL BLAZEをあげる人も多いですが、一期主題歌のSynchrogazerをあげる人も多いと思います
使われている楽曲も歌詞がぶっ飛んでて面白い曲からユニゾンタイプ、そして一期の一話で死んでしまう高山みなみ演じる天羽奏と風鳴翼役の水樹奈々の逆光のフリューゲル等、名曲が多いのも特徴です
逆光のフリューゲルはその後、虹色のフリューゲルとして再度歌詞を一部変えて使われますが、わたしは逆光のフリューゲルの方が好きです
その後五期まで作られるシリーズ作品なので、あにこれのレビューは各々そんなに高くはないですが、ブシロードや様々なメディアミックスがあったとはいえ、世間のニーズはあったからこそ五期まで作られており、食わず嫌いで観てない人は観てくださいね
*パチンココンテンツと思われがちですが、パチンコになったのはかなり後なので、エヴァの様なパチンコメーカーへの忖度はありません
シリーズ的には三期と四期でピークを迎えますが、完結させるために五期をやった感があるので、忖度するならエヴァの様にズルズルやってたと思います
シリーズ全般に評価低めですが、あにこれのレビューが低くても世の中の評価は違う典型例な気がします