退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
実話とフィクションの交錯。知れば知るほど奥深い。
まず最初に申し上げますと、
競馬には全く興味はない、
どころか、
父が競馬に溺れていたので、
むしろ嫌悪感すら抱いている。
それともう一つ申し上げますと、
私、擬人化キャラにめっぽう弱いのだ。。。
かつて艦船の擬人化キャラが流行ってた頃は、
わざわざ横須賀へ遠征に行ったり、
艦隊の歴史を調べてみたり。
鉄道の擬人化キャラが流行ってた頃は、
日本全国のローカル線を巡ってみたり。。。
(↑これはアニメではないが…)。
要は、
嫌悪しているはずの競馬の世界に、
無駄にハマってしまうのが怖いので、
食わず嫌い的に観てなかったのだが。。。
1期を観終わりまして、
案の定、めちゃくちゃ調べた。
これは無理だよ。。。
ハマるよ。。。
もともと競走馬の名前だけは、
父がいつも中継見ながら叫んでいたので、
作中のキャラは、
悲しいことにほぼ全員知っている。笑
往年の名馬から最近活躍した馬まで、
世代がごちゃ混ぜな世界に違和感を感じながらも、
史実を調べながら観ると、
より興味深く観ることができます。
今さら書くまでもないかもだけど、
↓実話とフィクションまとめ。
{netabare}
・エルコンドルパサー。
作中ではスペシャルウィークやサイレンススズカのライバル的存在として登場するが、
実際は日本ダービーにも天皇賞にも出場しておらず、
スペシャルウィークとの同着1位はフィクションである。
でも競馬の世界で同着ってのは、
写真判定が飛躍的に向上した現在も、
実際にあるらしいですね。
・ブロワイエ。
架空の馬。
実際、凱旋門賞でエルコンドルパサーを敗ったのはモンジューという馬である。
モンジューはその後、ジャパンカップに出場し、
スペシャルウィークに敗れている。
ブロワイエという架空の馬に変わったのは、
よくある大人の事情ですね。
・メジロマックイーンとゴールドシップ。
全く世代の違う馬だが、人間で言うと祖父と孫という血縁関係である。
作中でやたら馴れ合っているのも納得。
・マルゼンスキーとスペシャルウィーク。
同じく祖父と孫という血縁関係。
マルゼンスキーは作中に殆ど出てこないが、
よく見ると、
マルゼンはスペにやたら優しく、
スペもマルゼンをリスペクトしているのがよく分かる。
・ハルウララ。
作中ではおそらく唯一の地方馬。
何故かちょいちょい登場し、
度々遠征に行っては高知土産を持って帰ってくる。
実際も高知では人気者です。
・サンバイザー。
誰!?
と思ったらやはり架空の馬。
あ、声がくぎゅさんだ!
はい、推し確定。笑
・サイレンススズカ。
天皇賞の悲劇は、
それこそ今さら書くまでもなく、
7話で、え?あのシーンやるの?
悲しくなるからやめて?
と思ったが、
その後、11話でまさかのレース復帰。
当然フィクションなんだが、
これはスズカを知れば知るほど、
感極まる1シーン。
観客も実況も涙する演出で、
まさに観客の1人になったような思いで観られた幻の一幕でした。
{/netabare}
さて、
2期観るのが俄然楽しみになってきた。
続きます。