hidehide さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
結局全てはエマ次第
トラックの中身を見た事で自身の行く末を知った2人。
出荷を覚悟したノーマンと、
その極面、極限には至る事の無かったエマ。
日々拷問と死の狭間に置かれ、
鬼には実験体として扱われてきたノーマン。
鬼には遭遇するも、多くの仲間に助けられ、
偶然にも食人をしない強く優しい鬼に会ったエマ。
そりゃ、『鬼』に対する意識は違って当然に。
鬼=悪 なのではないですし、
全滅させる事もないのは理解できますが…
全員助ける、置いて行かない、から始まり、
絶滅させたくない、食人をやめさせる、
共存できる様に、、、と。
エゴと傲慢、偽善の最たるものなのでは、と。
その都度正論を言う周囲を押し退け、
自分が思った通りの事をし、時には強いる。
レイやノーマンは彼女に恋心があるが故に
彼女の意見を否定し切れない。
何をするのも、何を選ぶのも、結局エマ次第。
『絶滅させたとしたら、
そんな世界、私は好きになれない』的なセリフが
あったかと思いますが。
だから?
君が好きになろうがなるまいが、
多くの子供、人間が、その恐怖と支配から
開放されるのなら、それは是、なのでは?
と。
結局彼女は実際の鬼が
子供、人間に何をするのか、その現場を、実情を
間近で見てはいないのではないでしょうか。
それ故に、ノーマン派は鬼に対し、
絶滅させたい、殺したい、と強く願うのでしょう。
洞窟の鬼2人、老鬼。
そりゃ、中には人を刺さない蜂も、襲わない熊、
割と肉は食べない虎、とかいるかもしれませんが
鬼=人間 特に脳が大好物っす、居るなら食べたいっす!
腕だけでも、、とか言ってる生き物な訳で。
牛や豚、鶏が、人間全員、ベジタリアンになって、と
言う様なものなのではないか、と。
…と、ここまでにしておきます。
結局、打ち切り作品なので見る事はないですし、
原作では違う様に描かれているのかもしれませんが
少なくとも、映画化する程でもなければ、
人に薦める事もないでしょう。
2期通してのアニメからはそう感じました。