たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
黙示録(ポストアポカリプス)とその後
アメリカのホラー映画「クワイエット・プレイス2」(ジョン・クラシンスキー監督)がアメリカの映画評論家に絶賛されているので観たのですが、アメリカ人というか。。キリスト教徒にとってアポカリプス(黙示録)による最終戦争が如何に重要なことなのかが理解できる映画でした。
キリスト教徒にとって災害やパンデミック(コロナが典型的)に陥ると、社会が分断され加速的に退廃した後に、人間は一体どうやって生きるのか。。。
ディザスタームービー(災害映画)やゾンビ映画に描かれていることはもはや虚構ではなく、我々の今現在に置かれている状況を描いているんだと思います。
本作「ガラスの花と壊す世界」においても、人類は衰退し、代わりにAI美少女によって統治、管理されたシステムが登場しますが、今現在の日本のアニメの状況を描いていると思うのです。
ある種の殻に閉じこもり、お互い個人個人を意識しない現代の日本人は、コロナや災害といった自体に何も解決できないことを予言しています。
しかし、それでも人は「生きなければならない」。
問題定義をするのは良かったですが、解決できていないのでこの評価になります。