nyaro さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
映画館を出て何日かは最高の映画だと思っていたのですが。
戦争という歴史的な事実の中で、市井の人である、すずさんを中心に日々の生活を明るく営みます。いろんな人間模様もあります。いろんな事件を通じて、命の軽さ、大きな悲しみ、そして、未来につながる出会いもありました。そういう大衆にとっての本当の戦争の現実をしっかりと描き切った、名作だと思います。
作画、音楽、ストーリー、演出、声優、どれをとっても最高だと思います。いや、思っていました。実は1回しか見ていません。なぜか。面白くないからです。
「君の名は」「聲の形」とほぼ同時に劇場公開されて、3本とも劇場でみました。3作とも円盤も購入しました。「君の名は」と「聲の形」は多分、10回ずつくらい見ていると思いますが(大げさかもしれません)、本作は封を開けて、見ようかなと思いましたが、モチベーションがあがりません。
1度、すずさんの生活を見て、不幸、大不幸から戦後日本人のパラダイムシフトを経て、復興へ、という経験をし、映画館をでて何日か余韻を味わうと、なぜかこの映画について再び考える気がしなくなりました。
世間的には大絶賛なのも分かる気がするんです。映画館をでて数日は世にも貴重なものを見た気になった記憶があります。
でも、興奮が冷めて、何年かたって、今、映画として考えた場合、私の中ではあまり評価できませんでした。