退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
リアルみたいな世界観がスゴい
原作は未読です。
前々から気になってた作品を、
今回初めて視たので少しだけ感想を…。
すごくシリアスで重いお話しですね。
タイトルのゴブリンスレイヤーという名前から分かる様に
ファンタジー世界では最弱な部類に入るコトが多い
ゴブリンを狩るコトを使命と言ってもおかしくない位に
行使しようとする主人公とそれを取り巻くヒト達の物語。
ダークファンタジーの世界観で、
「ロードオブザリング」みたいだなぁと、
主人公もダークヒーローで、
「バッドマン」みたいだなぁと思ってました。
そしたら、全く同じコトがウィキに書いてました。(笑)
ゴブリンが最弱な部類のモンスターなのは
一般的なファンタジー作品と変わりませんが、
ただ最弱なだけではではなく、
「バカだがマヌケではない。」
と主人公が言う様に、ボス的なゴブリンの存在の元で
徒党を組み、罠や夜襲などまで行って
集落を襲って略奪や強姦までしたりする
とっても厄介なモンスターという感じなんですね。
しかし、この作品…表現が生々しくてグロテスクですね…
ボクにはなかなかヘビィでした…。
特にゴブリンに襲われた女性が無理矢理襲われるシーンなどは
視ててキツかったですが、現実の世界でも
中世以前の野盗や海賊なんかはこんな感じで町や集落なんかを
襲って略奪しながら生きていたのだと思うと、
ただのアニメだと思えず、リンクさせてしまって
震えが来るくらいでした…そのくらい描写がすごかったです。
それをゴブリンスレイヤー達のパーティも戦略などを
駆使しながら駆逐していくので、
ホントに上手くいくのかとかもハラハラしながら視てました。
主人公も何故ゴブリンスレイヤーとして、
ゴブリンだけを狩るコトに執着する様になったのか、
なぜゴブリンを狩らなければならないのか、
なんてコトにもチャンと言及してくれていたので
そういう部分もボクはすんなり受け入れられました。
最初は最弱モンスターであるゴブリンしか
狩らない主人公は他の冒険者にバカにされていましたが
話を通して仲間ができたり、周囲に認められていく様子は
視てて素直に嬉しかったですし、
最後の普段は滅多に兜を外さない主人公が顔を見せた下りは、
みんなが主人公に対して良い感情を持っているのだ
というのが分かってとってもイイ結末だったと思います。
ただ、ボクには毎回ゴブリンの集団が現れるたびに
より強い特性を持ったゴブリンが現れるのはチョット
某少年雑誌を読んでる気分になってしまい違和感を感じたのと、
せっかく世界観や主人公の描写や作画がリアル寄りだったのに
他のキャラクターはアニメのキャラ!!っていう作画に見えてしまい
そこにも違和感を感じてしまい少し残念に思いました。
ただ、お話しとしてはスゴく面白かったので
続きがあるのなら是非とも視たい作品です。