ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
愛の深さ。罪の重さ。
序盤 ほぉ
中盤 おお
終盤 変わり過ぎでは
この話はとある工房にロボットが落ちてきた話
ジャンルはロボット・戦争・恋愛・バトル・愛・家族
全50話の長編ロボットアニメ。
平成を代表するロボットアニメの一つに入っている、いわゆる名作と呼ばれる作品。
そんなことはもちろん知らず、13話のそころのアニメかと思いながら当時見てました。
結果。「え?まだ終わらないの?」
いえ別にグダったわけでも、延長していったわけでもないのですが、1クール目も2クール目も3クール目の終盤も「終わる気配ゼロ」
まぁちゃんと面白かったので良いのですが。
内容について。
50話分の内容はあったと思います。
序盤は物語の方向性やキャラの大体の構成、立ち位置をうまく説明できていたと思います
無駄な部分が少なく、自然な導入だったと思います
中盤から物語のテーマが変わってきます
{netabare}今までが戦艦の中でのクルーとの差を中心にかいていたのが、対立が中心になっていったのは序盤の布石があってのものでしょう。{/netabare}
終盤では完全にテーマが定まり、だいたいの着地点は予想できるものの、方向性しかわからずどう展開されるかわからない状況でした。
つまり一貫して楽しめた、ということです。
強いて言うなら主人公を含めたいわゆるクソガキ共が視聴断念の要因の一つとなりそうですが、このクソガキぶりが割と物語のテーマに関係してくるので、侮れません。
{netabare}私終盤のアネモネが大好きなんですよね
いろんなとこで「エウレカの名シーン」として「落ちるエウレカを受け止めるレントンとニルヴァーシュ」と「アネモネの独白と想い」がよく取り上げられています。そのアネモネの独白が一番好きでした。地表に穴を開けてその穴にアネモネが入っていくときの「あーあ」は至高。
あとアレも好き。チャールズ夫妻の死に際も好き。特にレイの方。性格が最高すぎる。やはり愛のある殺人ほど醜く美しいものはないですよ
{/netabare}
というか全キャラが好きすぎる。一人一人が全てにおいて重要な役割を担ってるし、ちゃんとキャラが確立してる。このキャラ構成を考えた人は本当にすごいと思う
監督は京田知己さん。初だそう
シリーズ構成は佐藤大さん。初だそう
キャラデザは吉田健一さん。キングゲイナーの方ですね
劇伴は佐藤直紀さん。プリキュアの方ですね
アニメ制作はボンズさん。鋼の錬金術などの方ですね
作画は非常に良かったです。戦闘シーンはもちろん、日常シーンも良かったです。
op、edは各4つ。個人的にはネタにされまくっているニジウラs...少年ハートが好きです。あと桜も好きです。終盤の内容もあいまって、感慨深いものとなっています
総合評価 見るべき名作