退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
LINEから始まる現代風純文学。
↓親戚のJCとの会話。
(何かの話の流れの中で)
JC「こないだ彼氏がー、、、」
私「え?、、、ちょ、、は? 彼氏いんの!?」
JC「そりゃー、乙女ですからー(照)」
私「相手は2次元?」
JC「ちげーし!」
私「マジかー! 彼氏いて何すんの?チューとかすんの!?」
JC「。。。(虫ケラを見るような目で無言)」
そんなアニメです。
いや、違うわ。笑
と、
正直、中学生の真面目な恋愛作品って、
ホント何するの?
という懐疑心があったので、
今まで観るに至らなかったのだが、
んー、もったい事してた。。。
私自身、中学高校時代は、
部活動に人生の全てを捧げていたので、
色恋沙汰など一切なく、
特に中学の頃なんぞ、
業務連絡以外で異性と話した記憶すらない、
そんな私には眩しすぎる作品です。笑
恋愛、ラブコメ作品の大半が高校生である中、
中学3年生と言う、
微妙なお年頃の年齢設定が、
唯一無二の、
甘酸っぱさを生み出しているんでしょう。
そしてこの作品のキーアイテムは、
やはりLINEなんだろうと思う。
「電話する」「メールする」と共に、
「LINEする」という言葉が、
既に一般名詞化しつつある現在。
ひと昔前では考えられなかった、
時間を越え、距離を越え、
お互いの気持ちを簡単に伝え合える新世代のツールが、
主人公2人の心情をよく表している。
現代のティーンズの恋愛模様って、
こういう感じなんだろうな、
というのをリアルに表している。
その対比とも取れる、
純文学という古典的なテーマや、
川越の歴史的街並み、
伝統芸能であるお囃子など、
古い文化を取り入れた見せ方が、
実に秀逸です。
{netabare}
個人的には、
小太郎君の一挙手一投足に、
ニヤニヤが止まりません。。。w
ため息多めな序盤。
茜とのLINEのやり取りで、
1人嬉しさが込み上げて唸っちゃったり、
照明のヒモでボクシングしちゃったり(←男子は必ずやるやつw)。
男を見せた中盤。
勇気を振り絞った「つき、、、あって」と告白し、
古本屋で茜の手を握り、
遊園地で茜が比良と歩いているところ、
「彼女だから」と、
茜の手を引いて立ち去って行き。。。
そして、幸せと焦りの狭間の終盤。
茜が比良と喋ってる所を目撃し、
嫉妬しての不機嫌。
進路に関する親との衝突、反抗。
もう思春期男子そのまんま過ぎて、
大半の男性視聴者は、
若かりし頃の自分と重ねたりして、
恥ずかしい過去を思い出しちゃったり、
黒歴史を隠蔽したくなっちゃったりするんでしょう。
(↑当然私もその1人w)
{/netabare}
さて、
最終話のEDで伏線回収と、
色々な方がレビューされていたので、
どういうこと?
と思いましたが、、、
、、、やられた。
このEDでお気に入り確定しました。
最後の最後までニヤニヤさせてくれますね。。。w