nyaro さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
今は昔。オタク観が一世代前。だから、今見ると寂しい限りです。
こなたが劇中ではオタクということになるのだと思います。アニメやラノベの広範な知識を持ち、冗談もその知識でマウントを取るような感じ。オンラインゲームに時間を費やし、何か達観したようなふるまい。
なんとなくですが、古いアニメやラノベに出てくるオタク像というイメージですよね。ケロロ軍曹的というか。ディープではないけれど、広く浅くとにかく時間のすべてをそれに費やすみたいな。
作風もそういうオタク的な雰囲気が強いですね。引用とかパロディーがちりばめられています。でも、それが何かのパロディーだということはわかるんですけど、正直元ネタが分からない場合が多く、ふーんで終わってしまいます。(さすがにハルヒとイニシャルDはわかりました。クレヨンしんちゃんのマネはすごかったです。細かいのが全然ダメでした。)
店長とかラッキーちゃんねるとか白石とか楽屋ノリみたいでついて行けませんし。これも閉鎖的なオタク界隈的です。
もちろん、面白い話も多くて楽しむ分にはいいです。ゆたかとみなみのエピソードとか、母親の話とかいい話もありますし。OPは歌も映像もかなりの出来ですし。
ただ、全体的にアキバというかニコニコMADというか…エンディングは歌ってみた、ですしね。ああ、あったなあ、という感じです。シュタインズ・ゲートを見ているときのノリのズレ的な何かというか。
時代性があるだけに、当時は爆発的に人気があったのも分かります。でも、今は昔になってしまいました。哀愁を感じてしまいますね。