さばとら さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
10月14日
美少女ゲームのアニメということで気軽に見始めましたが、見終わってまさか感動するとは思いませんでした。また、恋愛系はあまり好きではないのですが、SF要素が盛り込まれており楽しむことができました。
10月14日に佳織は事故にあってしまいます。それを回避するためにゆいが未来からやってくるのですが、それを送ったのが奏なんですよね。でも、物理的にどう頑張っても事故にあってしまう。そこで思いついたのが佳織の告白に奏が応えていないからではないのか。事実、奏は佳織を振りますが、佳織の気持ちはすっきりします。それによって事故の回避に成功して、未来の佳織が目覚めます。
「明日また会えるよねって」
普通だったらこのシーンが感動ポイントですよね。でも、私は奏とゆいがお互いに恋愛感情を持ち始めたところに泣いてしまいました。本来、奏と佳織のためにゆいが存在するのに、奏がゆいのことを好きになってしまったら本末転倒ですよね。なので、ゆいはものすごい葛藤の中頑張っていたんだなと考えると涙が止まらないです(ノД`)・゜・。
1人目の奏は医学科に行ったのですが、2人目の奏は量子学科に行ったんですよね。つまり、1人目は佳織を救うため。2人目はゆいを作って会うためなんです。何が言いたいかというと、違う世界線でそれぞれ違う人を好きになるって恋愛×SFにしかできないことなのでこの作品は本当に奥が深いなと感動しました。