tinzei さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
なんだかんだフィアナが悪い
『ボトムズ』シリーズ第二作。
キリコがウドを脱出した後、クメン王国の傭兵集団に入る前の話。
キリコがいたレッドショルダーの関係者が本格的に出てくる。
『ボトムズ』シリーズの場合、ovaは外伝じゃなくて本編だから、実質テレビアニメ版の続き。
時間軸だと途中の話だけど、テレビアニメの補完(イプシロンがフィアナに好意を持った経緯、など)的意味もあるから、もしシリーズを全て観るつもりなら観ないとダメな作品。ちなみにopとedはテレビアニメと一緒。
ペールゼンに関しては、もっと先の作品を見ないと分からないけど、少なくともイプシロンが狂った原因はフィアナにあることだけは分かった。キリコを助けるためとはいえ「愛を教えてあげる」とか言ってキスしたくせに、結局キリコが一番で、「戦うの止めて」とか無神経すぎない?
【あらすじ】
大戦末期、レッドショルダーの問題のある隊員たちが任務のため呼び出され、その中にキリコもいた。出発前キリコはこの任務がレッドショルダーの創始者ペールゼンが仕組んだものだと確信する。
ウドを抜け出したキリコはバカラシティに来ていた。そこでかつてのレッドショルダーの仲間、グレゴルー、バイマン、ムーザとある作戦を実行する。それは軍を辞め残ったレッドショルダー隊員と隠居生活をしているペールゼンを殺すためだった。キリコはPSとの出会いでペールゼンが何かしら組織と関係していると踏み作戦に参加していた。
一方フィアナは組織に戻され新たなPSイプシロンの教育にあたっていた。ボローたちはイプシロンの教育をフィアナに任せるのに反対していたがペールゼンが推し進めていた。フィアナはペールゼンに何故かと問うと、ペールゼンはキリコを引き合いに出し、二人を戦わせてみたいからだと言う。
キリコたちはバイマンとムーザのいざこざはあったものの、無事ペールゼンいると思しき場所に到着する。しばらくするとレッドショルダーのATが出てきたため、キリコ達は攻撃を開始する。最初はバイマンが囮となりレッドショルダーたちを防ぎ、他三人がペールゼンを探すが、騒ぎを聞きつけたイプシロンがフィアナの制止を振り切ってレッドショルダーのATに乗り三人を襲う。ムーザとグレゴルーがやられ、その動きからフィアナだと思ったキリコだったがついにATを撃破されてしまう。するとそこにペールゼンが現れイプシロンにキリコを殺せと命令する。だが今度はフィアナが現れ、イプシロンに愛を教えると言ってキスをして止めさせる。ペールゼンは仕方なく自分で殺そうとした時、生きていたバイマンが機銃でペールゼンを殺し力尽きる。その間にフィアナとイプシロンは脱出、基地も爆破されキリコも脱出する。
一方別の場所で目を覚ましたココナは夢でキリコが酷い目にあっていると泣き喚いていた。