シボ さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
気持ち悪いから始まる恋ってないな普通
容姿端麗でなんでもカッコよくこなすけど女癖が悪くて性格も最悪。
最低な男として登場の天草 亮。
ある日階段を転げ落ちかけたところを女子高生の有馬 一花(いちか)に救われます。
そんな亮が会社帰りに家に帰ると
助けてくれた一花が偶然にも妹の理央の親友として現れます。
そんな彼女にお礼として「キスをしてあげましょう!」と迫ったら
一花に「気持ち悪い」って本気で嫌がられます(まあ当然そうなるよね)
そんな一花のあたりまえの拒絶の反応になぜかキュンとしてしまった
亮はその日を境に猛烈に恋に突き進むことから動き出す
ドタバタラブコメディーです。
初話であまりに身勝手で女癖に性格もダメで貰ったお弁当を捨てようとした亮にちょっとダメだこれっ・・・。
途中でやめちゃうかもって思いつつも視聴を続けました。
一花にときめいてからの亮は人が変わったように一途に、一生懸命に彼女に接していきます。
そんな亮に少しずつ、惹かれていく一花。
(最初が最低なスタートなのでちょっとしたことで好感度上がっていく
感じあるかもですね。)
中盤現れる、恋のライバル達も嫌味がなくて良い感じでした。
同級生で同じアニメ好きな男の子。
普段目立たなかったのに体育大会でのサッカーで急にイケメンに成長した多丸君。
沖縄での聖地巡りは良いな~って観てました。
亮を好きになってしまった同期の隠れアニメ好き女子の花澤香菜さん演じる松島 有枝(アリエッティ)。
浮足立ちぎみだけど前向きに恋に一生懸命ぶつかってく姿がとっても
可愛らしかったな~。
亮と一花に割って入るのは無理ゲーで負け試合なライバル達なんだけど多丸君もアリエッティも普通に良い人すぎる良いキャラでした。
後半は歳の差に悩みつつも一花が自分の気持ちを正直に告白したり
その告白に対して
亮も今の気持ちをちゃんと返事したりの誠実な対応に
もはやタイトルの気持ち悪い人なんていなくなります。
(兄や親友を何より大事に想っている亮の妹の理緒。ちょっとおねえな
感じだけど、友達の亮を何気にフォローし続ける益田。
誰一人、嫌なキャラがいないのが、波乱がないっちゃないんだけど
和みます)
出会いの駅の階段。
あの時、亮を救った傘を持って足を滑らす一花を今度は亮が手を差し伸べて抱きしめます。
一花の女子高生らしい素直で必死な告白。
思わずキスをしてしまう亮。
階段の一段差が背の高さ、歳の差を埋める感じがしてなんかキュンでした。
OPのACE COLLECTION「モノクロシティ」テンポ感良い感じ。
EDのまるりとりゅうが「リナリア」
ここぞって時に流れる切ないメロディーが良かったな~。
両方とも知らないアーティストさんでしたけどアニメの雰囲気にあっててとても良かったです!
終わってみれば最初から既定路線なんだけど、だからといって
モヤモヤすることもなくて安心して楽しめるラブコメでした。