やまげん さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
すべてが最高レベル
原作は読んでいない。
まず、これだけの数の動物を、擬人化したキャラクターとしてデザインするだけでもかなり大変だったと思う。
それなのに完成度が高く、キャラクターはみんな表情豊かで見ているだけでも面白い。特にハルは、小さな黒目なので目で表情を作るのが難しいが、口元や眉の動き、耳なども駆使してよく動かしていた。
声優さんは、誰をとっても完璧なキャスティングだったと思う。ゴールデンカムイの杉本がこんなにレゴシにハマるとは意外だった。
音楽は劇中のBGMが神前暁だった。神前暁が劇伴を担当する作品は久しぶりだったけど、やっぱり良かった。挿入歌のA Tale of Moon、これに日本語の歌をつけた月に浮かぶ物語は特に良かった(最終話のED曲)。
OPは曲も良かったが、何よりストップモーションの映像が素晴らしかった。毎回飛ばさずに見入っていた。
物語の内容は、ちょっとアメリカンな感じのする学園生活という感じ。肉食動物と草食動物の間の壁や軋轢はひとつのテーマとなっているが、現実世界の何かしらの比喩だったり、寓意があるのだろうか。まあなかったとしても、ファンタジー作品としてすごく楽しかったが。
{netabare}1期ではテムを食殺した犯人がわからなかったが、2期で明らかになるのだろうか。2期も期待が高まる。{/netabare}