栞織 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いわゆる邦画風に作ってみましたという感じで・・・・
脚本があの「覇窮封神演義」の岡田磨里さんと聞いて、かなりマイナスで見始めましたが、やっぱりそういう感じでしたね。アマプラで視聴しましたが、間違っても劇場では見たくなかった作品ですね。秩父周辺にお住まいの方には、ご当地ものとして嬉しかったんではないですかね。秩父の町役場や豪華なホールの様子などが、これでもかと登場しましたし、郷土愛には満ちあふれていました。しかしあらすじが、よくある邦画作品のそれもB級作品の緩さで構成され、特に手に汗を握る場面もありませんでしたし、タイムリープも単なる過去の人間が現代に転送されたというだけで、SF的な仕掛けもまったくありません。前に見たのがあの「Hello World」だったですからね。どうしても劣って見えてしまいました。CGもまったく使われていなかったです。ただ背景のリアル風な処理にはたけていましたね。ほとんど実写みたいな背景がたくさん出てきました。しかしキャラはのっぺりとした感じでしたから、浮いていた場面も多かったです。演歌歌手と地方ホールなどが出てくるので、見ていて思い出したのは、はるか昔に見た邦画の「のど自慢」というNHKの御昼ののど自慢番組を題材にした作品ですが、「のど自慢」の方がもっと話が起伏に富んでいて面白かったです。とにかくだめもだめも本当にだめ作品でした。最後まで何かあるかと思って見続けましたが、時間泥棒だった作品です。酷評になりましたが、「これはもしかして面白いんじゃないか」と少しでも思ってしまう方が出るかもということで、真実を書いたつもりです。邦画のファミリーものみたいなアニメを作りたかったんだという意思はわかりますが、もう少し脚本構成と無駄なセリフを削るべきだと思いました。