ぼたん さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なかなか良い
前から見たいと思ってて某サイトのリクエスト配信であったので視聴。
殺傷能力を持つ人外のヒロインたちと主人公その他登場人物との関りを描くストーリー。
まず1話の終盤でメインヒロインが主人公の形見の貝殻を折るシーンは本当に秀逸。ヒロインの純粋さに限りなく寄った心理描写で作者マジで天才だと思う。
他には室長周りのエピソードがすごく好みだった。
安楽死の薬打つとこと娘と心中するシーンは泣いた。
あとは無言で登場人物の心理を描写するシーンがちょくちょくあってそれがすごく良い。2話の中盤以降とか、3話の序盤の新ヒロインの初登場シーンとか。
残念だったのは尻切れトンボになってるキャラが結構いた気がする。
居候の家出少女とか、戦闘狂いの軍人とか、殺された研究者とその助手とか。
後は肝心のメインヒロインのバックグラウンドが思ったより軽く感じた。
お高く留まってるようで、結局恋愛脳かよ。
いろんな過去があって凶行に走ったってのはわかってるんだけど、やっぱりそこに恋愛が絡むとどうしても軽く見えてしまう。
あと主人公がめちゃくちゃ善人で、キャラとしては終盤までずっと好きだったんだけど、最後ヒロインを許しちゃうのだけは共感できなかったかな。
さすがに家族殺されたら許せなそうなもんだけど。
音楽に関してはメインテーマが最高。
よく言われるグロに関してはそこまでって感じた。古いアニメだからよほど苦手じゃなければ見れると思う。
万人に勧められる感じではないけど、普通に泣けるし見てよかった。
P.S 某異世界アニメでもヒロインたちと同じ能力使ってくる敵がいたけど、これのパクリなのかな?笑