くらま さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
味の無いカルピスに追い水
完走したので感想。
ゲーム未プレイでアニメしか観てません。
視聴後の感想としてまとめると、実になんのアレも生まない作品でして、当方のレビュー読んでも得るものないので時間の無駄です。
あらすじとしては魔族とそれ以外の種族との抗争で、剣と魔法と多人種のファンタジー。
特殊な背景や設定もなく、国のお偉方の無能感や権力者の謀反やら人種間における過去の悶着、裏切りからの忌み憎しみ合い等々。
{netabare}
主人公は過去活躍した英雄の子供。
母親は魔法で冷凍保存、今の時代で復活し主人公を産む。
聖剣が唯一魔王を倒す鍵。
過去封印後に分割した状態なので集める旅に。
出会や別れ、勘違いによる衝突、和解。
過去の出来事織り交ぜて仲間を理解。
ダークエルフ族は過去の大戦で人間と決別。
ある一人のダークエルフが禁忌を犯したのでその責任として人間から迫害を受けた憎しみから。
国家転覆を企み協力するふりして国内に潜入するも、結果、国家に協力のみするという??
個人間においては和解の兆しをみせつつも、志し半ばで敵の策により全滅。
その後、生き残った種族リーダー。
憔悴しきった身体、精神状態を経て魔族に対する憎しみに奮起しますがその中で種族に対し行われた誹謗中傷、これは勘違いという真実を知ります。
これ、物語終盤なのですが、まあ多くの視聴が『知ってる、そうだろそうなんだろう』と思っていたので今更?という状況。
{/netabare}
普通。
とにかく普通。
起伏無く終始普通。
この物語上の起から承転結が全てまあ、そうだよな、と推測できるネタばかり。
あ、終盤付近はちょっと驚きましたが、驚きの意味合いとしてはそれはやらんだろう普通は、、、という残念脚本で無理矢理な唐突感というかそれ、物語的に必要か?
と言われると弱いかな。
キャラ心理変化の動機付けや物事を安直に進めるのには楽なのですが。
主人公パート、ダークエルフパート、と二人の観点で時系列毎に切り替わり進む本作。
最後まで起伏もなく淡々と間延びした物語が進行していきます。
二人の立場は別々に進行するのですが、そもそも本人達は始めの方で会ったきり、双方の目的も関連なく進みます。
いわゆるザッピングですが、例えば片方のイベントが影響してもう片方に良い/悪い影響、、、といったザッピングシステム(仕掛け)は一切ありません。
2クールは地獄。
総集編二回やってたし。
しかも年末年始に掛けて放送するのでさらなる間延び感。
ゲームシナリオをそのままアニメに書き起こしたのかな?
スマホゲームって終わらせないために進まない(終わらせない)シナリオ作りしてるから、アニメ化させようとするとするならアプリ始めたくなる様な脚本にしないと。
えーと、嘘つきました。
完走したと言いつつ、白状すると終盤はながら観してたので細かく覚えてません。
多分、ストーリーも完結させたと思います。
続きはゲームで、という感じでは無かったのでゲームシナリオの一章的な範囲は終わらせたのでしょう。
宣伝と分かって見ているのが多数派だと思いますので完走させたのは良いのですが、1クールでテンポよく出来た気がします。
いっそのことダークエルフ側回バッサリといってもよかったかな、、、と。
作画も崩れる事なくキャラデザも良いのですがそれだけ。
いわゆるストーリーを立てる魅力的なキャラがいたかと言われると、うーん。
魔族憎し、の脚本ありきなので主要キャラも雑に扱いますし。
魔法使いの女の子の声がかわいいです。
OPEDも良かった気がします。飛ばさないので。
それだけですね。