Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
クーゲル中佐の地球漂着後を描いた物語…
今回もレドとエイミーのキャッキャウフフの展開かと思いきや、物語は一変してクーゲル中佐の物語でした。
ヒディアーズ母性への直接攻撃が失敗して撤退している途中、追撃してきたヒディアーズからレドを守るべく単身で殿を務めた後、レドやチェインバーと同じように地球に漂着していたんです。
場所は地球の反対側で、クーゲル中佐が地球で出会ったのは海賊船団でしたけれど…
しかも船団の跡取りが父の遺言により四姉妹の末娘に選ばれたことで、姉妹喧嘩が激化している真っ最中だったんです。
姉妹喧嘩とは言え、姉たちの末娘への一方的な当てつけみたいな感じでしたけれど…
そこにクーゲル中佐が登場するんです。
クーゲル中佐の愛機は、チェインバーの上位機であるストライカー…
地球上ではほぼ無敵と言っても過言ではないでしょう。
この時クーゲル中佐が助けた末娘が巫女として、クーゲルとストライカーを神と崇め奉り、船団は少しずつ勢力を拡大しながら物語が動いていきます。
最初こそ、所期の目的が遠ざかっているようで苛立ちの見えたクーゲル中佐でしたが、暫くすると空神様として人々を導びこうという発想が生まれてきたんです。
これが長続きすれば良かったんですけどね…
病にかかる前にレドに再開できていれば良かったんですけどね…
こうして第15話は本編の物語に帰結していきます。
感想して振り返ってみると、このクーゲル中佐の物語もガルガンティアの全容を知る上で、欠かせない物語だったんですね。
OVA1話分ですが濃厚な物語だったと思います。
視聴していて気になったのが、ストライカーはチェインバーの上位機とのことでしたが、「どこが、どう上位機だったのか」という点です。
戦闘、運動能力が高いというのは分かりやすいですが、インターフェイスAIとしても格が違ったのでしょうか?
もしそうだとすると、クーゲル中佐の愛機が上位機であったことそのものが不運だったのかもしれません。
あまり記載するとネタバレになるので、これ以上は割愛しますが、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。