Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「責任を負う人間にとって、経験に勝る宝はない」
先日、と言っても昨年の11月になりますが、OVAで久々にガルガンティアの世界観を満喫させて貰いました。
OVA完走後に、wikiをチラ見して知ったのですが、TVアニメ版で未放送だった第14話と第15話が円盤に収録されているとのことでした。
円盤には手が届かないな…と思っていたところ、その2話がdアニメで配信されているのを知り早速視聴しました。
感想して思ったこと…
兎にも角にも、物語がしっかり練られている上、展開もまさかまさかのオンパレード…
しかも、心地良さをスッと心に残してくれる構成に、改めて作り手の皆さまの気合を知れた気がしました。
時間軸は少し遡り、レドがガルガンティアに来て未だ片言しか喋れなかったころ…未だチェインバーが現役バリバリだったころの物語…
エイミー達が子供達に仕事の話をしているシーンからはじまるのですが、やがて話題は幽霊船へと発展してしまうんです。
そんな中、突如廃墟船団がガルガンティアの前に現れるのですから、こんなにタイミングの良い出来事はありません。
早速調査団を派遣し、廃墟船団の内部を調査することになったのですが、エイミーたち好奇心旺盛な女の子らもこっそり着いてきちゃうんですよ。
エイミーたちが加わり、仕事なんだか、遊びなんだか…という展開の後、大原さやかさん演じるリジットは、以前にガルガンティアと交流のあった船団であることを思い出し、物語は7年前へ…
当時、リジットが船の連結実習を行っていたときの回想シーンが映し出されると、リジットと一緒に連結実習を行っていたのは、ほっちゃん演じるストーリア…
ですが、リジットは自身の今後のキャリアパスを考えると連結実習に自分が参加することに疑念を抱いていました。
その時、リジットは本レビューのタイトルにした台詞をとあるギルド長から言われたのでした。
胸に染み入る台詞だと思います。
そしてこの後には更に胸に染み入る展開が待っていてくれるのですが、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
OVA1話分ですが、内容の充実した物語だったと思います。
こんなに面白い作品だったらもっと早くに視聴すれば良かったと後悔する作品になりましたが、目一杯堪能させて貰いました。