ねごしエイタ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終わらせない新たな始まり
私が学校に行っていたころ、深夜放送されていた「ひぐらしのなく頃に」の同じような惨劇の別の見せ方と、前回終わった話を蒸し返し、その後の新たなお話を描いていたです。
数十年たっても声優さんは、圭一、レナ、魅音、沙都子、梨花などその他、同じ人をそのまま起用で、確かにキャラ達に違和感はないでしたです。
思えば死に戻りの走りは、ナツキ・スバル以前に、古手梨花だった気がするです。ここでは、繰り返す者といっているです。前作では、死に戻りの繰り返し惨劇を阻止することができ、梨花も大人になれたはずなのになんだったのか?と見ていくと思ってしまうです。
一番の驚きは、惨劇のパラレルワールドにおいて、前作にもあった高野の陰謀は、未然?に防がれるところの繰り替えからの先にあるのです。
梨花の夢が順当に進む事こそ、良かったはずなのであるです。{netabare}しかしそれによって、苦しみ悩む存在が生み出されることで。描かれた未来は都合の悪いところで閉ざされる連続に代わってしまうのです。
それを可能にしてしまった運命のいたずらか?必然か?羽入に代わる新たなキャラの登場で、{/netabare}思いもよらない方向へと進みだすところが、面白くどうなるのか?興味が沸いてきたです。
{netabare} 掛替えのないはずの友情は、別の幸せを求めるための怨念に変わったです。信じられない展開の先に、何をもたらすのか?狂気としか言えない沙都子の最後の顔が凄いと思ったです。「これで、いいのか?」と疑問も持ったです。このレビュの2021年今年7月に放送予定「ひぐらしのなく頃に卒」見逃せないです。{/netabare}