tinzei さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
幽遊白書に似たキャラいなかった?(笑)
学生の人形師橘左近が、自分の半身とも言える人形右近を使って事件を解決していく。
事件の種類は殺人事件だけで、事件別に話数を分けると1~3話、4~7話、8~10話、11~13話、14~17話、18~20話、21~23話、24~26話。
物語の流れとしては、「左近が事件に巻き込まれる→左近が右近と話しながら謎を解く→犯人が分かったら右近に被害者を憑依(左近の想像)させ犯人を追い詰める」っていうスタンス。
まあ憑依のとこはコナンでいうところの小五郎に麻酔銃みたいなものだろうから、深い意味は無いと思う。
トリックはしっかりしてたから推理作品としては面白い。ただ左近だけじゃなく周りの人間も人形の右近を一人の人間のように扱ってるから違和感すごいし、誰もツッコまないから二重人格の哀れな奴って思われてるんじゃないかって勘ぐってしまう。
というか左近、犯人に講釈垂れてるけど、人形がないとまともに言いたいことも言えない奴が偉そうに言うんじゃねえよって思う(笑)
それと、幽遊白書に右近に似たキャラいなかった?
【各話あらすじ】
1→左近は葉月という女性の依頼で取り壊される予定の小学校で行われる同級生の集まりについていく。葉月の同級生や電気がついたことを不審がったお巡りさんが集まるが、同級生の一人浩二がお巡りさんがいることを嫌い一人帰るが、途中の橋に張られたワイヤーで首を切られ死亡し更に橋も落ちてしまう。
2→廃校に取り残された同級生たちは左近やお巡りさんに昔何があったか話す。かつて人形クラブで一緒だった同級生たちと修という少年は落とし穴を作り村長を殺してしまったことがあった。修は罪悪感から自殺してしまい、その復讐だと同級生たちは考えていた。放送で子供の声が聞こえた一行は放送室行くが誰もおらず同級生の一人洋子が殺されていた。更に同級生の一人、勉が別行動をとってまた殺される。洋子の彼氏だった健一は勉の残したイニシャルから葉月を疑いお巡りさんの拳銃を取り葉月に向け発砲する。
3→一発目は庇ったお巡りさんに当たり二発目を撃とうとした時暴発し健一は死ぬ。お巡りさんは死に、最後の一人摩耶は葉月を疑い、葉月から逃げる。左近と勉を右近に憑依させ犯行時の感情を推測する。犯人が分かった左近だったが時すでに遅くその犯人のお巡りさんは起きてしまった。実はお巡りさんは修の兄で修の通報を阻止しようとした皆から虐められ自殺したことを知り復讐していた。左近を眠らせたお巡りさんは仲間だったはずの葉月を殺そうとした摩耶を殺し葉月も殺そうとする。だが左近から修の死に葉月は関わってない事を知らされ葉月を見逃し自分は自殺する。事件は解決し左近右近は帰る。
4→雨の中歩いていると左近は道を聞かれ目的地が同じだっため同乗させてもらう、その車には人気タレントの舞とマネージャーが乗っていた。目的地の人形館に着く。舞はとある番組の企画で来ており舞の関係者や番組のディレクターがいた、更に左近の母の頼みで叔母の薫子が左近を追ってやってくる。左近は館の主に目的の二面鬼像を見せてもらう。ディレクターたちが夜な夜な像を隠し撮ろうとすると像が倒れ、舞の同級生杉山が死んでいた。薫子は事故と断定するが左近は他殺だと言う。
5→左近は像を支えてたロープの染みから他殺と断定。薫子は館にいた全員にアリバイを聞く。すると容疑者たちが杉山を殺す動機があるとお互いの事情を話す。舞はかつてスケートをやっていたが杉山が起こした事故で選手生命をたたれ、同級生の由紀は杉山に捨てられていたり、それぞれ事情があった。薫子が杉山の荷物から手帳を見つけそこに書いてあったイニシャルから舞のマネージャー佐藤が杉山に脅されていたと言うが佐藤はそれを否定し、ディレクターの高村にも証言させようとするが、高村は殺されていた。
6→高村は胸を日本刀で刺され死んでいた。舞はその姿を見て謎の記憶がフラッシュバックする。そんな中カメラマンの亀田の証言で杉山と高村に接点があり高村は杉山を殺した犯人が分かっていたらしいと聞く。左近は女将からかつてこの館であった殺人事件の日誌を見て犯人が分かり行動に移す。左近は人形を使って高村の部屋が誤認させるトリックを暴く。左近が犯人に名乗り出ろと言うと、舞のスケートのコーチだった八木沢が佐藤を人質に逃亡する、だが八木沢は窓から飛び降り自殺。
7→八木沢が犯人と分かり事件が解決したかに見えたが左近は八木沢を憑依させ像の前で自殺しそうになった女性を止める。その女性こそ真犯人の佐藤だった。実は佐藤は舞の実の母親で、舞が幼い頃夫の暴力から舞を守るため夫を殺しており、それが昔館で起こった殺人事件だった。杉山は舞の母親が殺人犯と分かり脅しており、高村はそれをネタに視聴率を稼ごうとしていた。そして八木沢は二人のことを知っており罪をかぶって自殺していた。舞は佐藤を責めるが佐藤の日記を見て、お母さんと呼び待ってると言う。無事事件が解決し後片付けを薫子に任せ左近は帰る。
8→右近の調子が悪かったため深見という人形を作る家に修理に出す。左近は深見邸を訪れ、深見の孫で小夜子という少女と出会う。秘書の青木の案内で人形の作業部屋などを見せてもらうが弟子や女中との関係が不安定なことに気付く。左近は右近が酔っ払いの弟子速見に託されていると聞き心配になるが、弟子の中では一番と聞き安心する。だが当主の潤一郎と面会している時、速見の作業部屋が何かに引火し爆発、右近も行方不明になる。
9→速見は死に、右近も燃えたかと思われたが潤一郎が修理していたため難を逃れ無事左近のもとに戻る。事故の原因は小夜子の猫リリスがガス栓を抜いたからだと言われるが小夜子は信じず左近に事件解決をお願いする。左近は速見が他殺である証拠をつかみ犯人捜しをするが弟子の岸川、吉田、恵子に殺害する動機があったが確たる証拠はつかめず。すると吉田が恵子と辞めようとした矢先首をつって自殺する。
10→遺書らしきものが置いてあったが左近はこれも自殺ではなく他殺だと考え、紐の結びから左利きの人間を探すが、当主にそんな人間はいないと言われる。だが恵子のもとに遺書と同じ内容が届き恵子は恐れる。左近は青木が左利きなのを確認し、リリスを右近に憑依させ悪事を暴く。青木は罪を認めようとした時恵子が後ろから殺そうとする。だが包丁は取られ今度は青木が殺そうとするが小夜子のことを思い殺せなかった。実は恵子と青木は元夫婦で恵子の浮気に気付いた青木が問い詰めてる間に火事になり娘は死んでしまっていた。青木は復讐のため恵子の浮気相手だった速見を殺し吉田も殺していた。事件が解決し小夜子には何も言えない左近だったがいい子で待ってれば青木は帰ってくると言い去っていく。
11→左近はお金持ちの秋月家に呼ばれ人形劇を披露する。そこに左近と顔なじみのカメラマン善吉も来る。左近は娘たちの名前に数字が入っているが一がいないことが気になり尋ねるがはぐらかされる。するとお巡りさんが来てまた辻斬りが起こったと言う。実は以前にも辻斬りが起き犯人は秋月家の長男恭一だと言われていた。当主の宗史郎は謎の電話で呼び出されこっそり外に出る。そこに古美術商の沖が現れ、恭一が凶行に走った原因を語る。実は妖刀の白狐が引き金で恭一はおかしくなっていた。また電話があり沖が出ると恭一から父を殺したと言われる。皆は急いで言われた場所へ向かい父の死体を見つける。
12→次女の三佳は兄の仕業に違いないと言うが兄と仲の良かった三女四帆は兄ではないと言う。左近は善吉に調べものを依頼する。左近は四帆と仲良くなり一緒に事件を調べることに。左近は死体の傘や道路にいた故障した車の男からの証言で他殺の可能性を見出す。左近たちは兄が最後に目撃された現場に行き善吉と遭遇、白狐とアジサイの関係を聞く。左近は宗史郎殺害現場でタイヤ痕とお巡りさんから聞いた仏像盗難を聞き犯人に目星を付ける。
13→左近は善吉と四帆に頼み皆を集め宗史郎と恭一を右近に憑依させる。恭一には花の下にいると言わせ皆を脅かすがくだらないと言われ皆去っていく。すると恭一が目撃された場所のアジサイで掘り起こす人間がいた。実は犯人は沖で恭一はとうに殺されていた。確かに恭一は刀の毒にやられそうになったが耐えて沖に売るのを止めて捨てようとしていた。その後宗史郎が刀に疑いを持ったことで宗史郎も殺し、刀を自分のものにしていた。その後隠していた白狐を取り出した沖は警官を切り左近たちを殺そうとするが刀が狐の像で折れ沖に刺さり死亡。事件を解決した左近は四帆に別れを言い去っていく。
14→左近は自分の人形好きを肯定してくれた恩師如月に招かれて如月が勤める博物館へ行く。だがそこで脅迫状が届いたため薫子がいたり、館長が行方不明になったりしていた。すると館長が刺殺体で発見され、容疑者は如月を含む五人の関係者に絞られた。左近は薫子に頼まれ一緒に事件を解決することに。だが遺体が握りしめてたダイイングメッセージの石から如月に疑いの目が向く。
15→如月は必死に否定する。左近は石に血痕が付いてなかったことを言い如月の疑いを晴らす。その後密室トリックも破った左近だったが如月がかつての如月ではないことにショックを受ける。その後皆は一旦返され警察の見張りがつく。その後密室トリックの現場にあった指紋が如月と一致し、如月のロッカーから脅迫に使われた新聞の切り抜きも見つかる。如月は脅迫については認めるが殺しは否定する。左近は如月のくせから指紋はいつでも付けられると言い、薫子に頼み24時間の猶予をもらう。
16→左近は再度みんなのアリバイを確認するが怪しいのは副館長の一色のアリバイだったが、一色のアリバイを証明したのは如月だった。左近は殺害にわざわざ展示する短剣が使われたことでその短剣が偽物ではないかと考える。如月が効いた一色の電話のサイレンを頼りに探すが行き詰まり右近と喧嘩になる。薫子に仲裁してもらい再び捜索すると秘書の高橋と会いジュースをもらう。直後高橋は誰かに会い自分の部屋にいたかと尋ねるが石像の下敷きになり殺される。左近は一色が高橋と付き合っていて、自宅ではなく高橋宅にいたのではと疑い調べる。
17→期限ぎりぎりになり左近は一色のアリバイを暴く。電話の番号の配置を変え、一色の番号で高橋宅にかかるようにしていた。その後一色の発言から犯人しか知りえない情報を聞き出し、一色が犯人だと分かる。動機は剣が偽物であったことを笑われたことにあった。一色は左近を人質に取り、逃げようとするが左近が恋人だった高橋を憑依させ動揺させる。最後は如月が投げ飛ばし一件落着。
18→薫子にお見合いの話が来るが、相手は能楽で有名な九条流の一番弟子直人だった。薫子の付き添いで九条流の家に行くが、途中謎の能面をつけた幽霊のような奴と出会う。九条家は少し複雑な家だったが直人と薫子は仲良くなる。直人は幼い頃九条家に来て外の世界を知らないため外に出てみたいと言いその改革志向に共感した薫子は一層仲良くなる。だが当主の秀明に九条流を抜けることを大反対されそのまま能楽の日になってしまう。だが能楽の披露中ボーガンで狙撃され秀明は死亡。その場にいなかった長男孝栄が疑われるが、左近は誰でもボーガン撃てたと推察する。
19→左近の報告で誰もが犯人になりえた可能性があると言うと当主の姪で直人の元婚約者だった明紀が孝栄が犯人だと言い張る。左近は舞台の仕掛けから直人が狙われた可能性を指摘し犯人が明紀の可能性も出てきた。夜、直人に犯行予告があり薫子が調べる。すると舞台の上で明紀が死んでおり近くに般若の面をつけた犯人がいた。薫子は逃げた般若を追いかけるが崖の下に逃げる。地元警察と捜査すると、孝栄が車の事故で死んでいるのが見つかり車の中から般若の面も見つかる。
20→事件は解決し、孝栄と明紀の共犯という事で片付くが左近は腑に落ちなかった。九条流は次男の英名が継ぐが、左近は執事の坪田を問いただし、英名が妾だった母親と引き離され、母親が自殺していたことを知る。だが英名は崖から落ち死亡。直人は立て続けの不幸を嘆き薫子と別れようとする。最後、別れの舞を見せる時左近が現れ、右近に明紀を憑依させ直人が犯人だと言う。直人は坪田と共犯し明紀を利用し九条流を全員殺していた。理由は九条流の乗っ取りだったが、犯人だと分かった直人は豹変し薫子を罵倒しながら捕まる。薫子に未練を残さないための演技だったが、結局薫子にはバレる。
21→飛騨に来た左近と善吉は途中、幽霊を見る。その後幽霊の現場に落ちていた人形を見せると私の姉の幽霊だと言う。するとその女性星江に沼田という男が現れ金を無心する。星江は仕方なく金を渡し沼田は去っていく。左近たちはその後招かれた屋敷へ行きそこで病院の院長をしている寺尾と小林から星江の姉が医療ミスから自殺、沼田はその婚約者で医療ミスで死んだ患者の弟だった。その後寺尾が作った人形を見せてもらい帰る途中再び星江と沼田に会う。善吉は沼田を追っ払い星江から事情を聞く。星江は姉の月子は自殺するような人間ではないと言う。その夜沼田から呼び出しを受けた星江は沼田が飛び出していった原因の手紙を見て左近たちに連絡し一緒にその手紙に書かれた地獄谷へ向かうが、そこで月子の幽霊が沼田を突き落としていた。
22→遺体は上がったが損傷が激しく沼田とは分からなかった。左近たちと同じく落とされる現場を見ていた小林は酷く動揺する。左近たちは星江の証言から月子が沼田と挙式しようとしてたと聞き、月子について調べる。そして沼田の姉がホステスで小林と繋がっていたことが分かり左近は小林を揺さぶる。小林のもとに沼田が誘い出された手紙と同じものが届き、小林がやっている人形劇団のとこにいくがそこで殺される。左近たちは現場を見た帰り道、何と月子と出会う。月子は記憶を失っており、今まで名古屋にいたが祭りのポスターを見て高山に来ていた。更に月子が拾ったビデオを見ると、そこには小林が殺される現場が映っていた。
23→ビデオの中で小林が月子の医療ミスはしたことだと自白していた。一方義理の息子を亡くした寺尾は市長選が控えているためスキャンダル消しに必死だった。すると小林と同じように手紙が来て小屋に誘き出される。すると粉塵爆発で吹き飛び寺尾も死ぬ。左近はビデオを見て犯人を特定していたが間に合わず。だが幽霊騒ぎの謎を解き、犯人が現れる場所へ向かう。左近は右近に小林を憑依させ犯人を驚かす。犯人は死んだはずの沼田だった。沼田は幽霊騒ぎを作りだし寺尾たちに復讐していたが、途中月子が生きてることを知ってしまい動揺をしていた。すると全てを終えたと話し自殺しようとした沼田だったが月子が記憶を取り戻し沼田は自殺を止める。全てが終わり左近たちは人形祭りを見て帰る。
24→左近は祖父左衛門の公演の手伝いに遅刻するが同じく公演を手伝う綾乃と会う。綾乃は左近の兄弟子篠崎の婚約者で、公演には他に祖父の弟、二衛門とその息子智則がいた。公演の途中左衛門が倒れる。命に別状はなかったが、公演を左近に任せると言い二衛門は反対する。しかし左近は受け入れる。だが演目は死んだ父がやるはずだった呪われた演目だった。左近は次の朝また綾乃と一緒になる。公演に善吉や四帆が来る。薫子のもとに公演の中止の脅迫状が届き近くの喫煙所で火災が起きる。左近や二衛門はそれでも練習を続けるが今度は二衛門が突然血を吐いて倒れる。
25→二衛門が死に、原因が人形に仕掛けられた青酸カリだと分かり、染物屋が疑われるがその後別の証言から篠崎が疑われる。薫子はかつて左衛門と二衛門が周防の人形について話していたのを聞く。次の日の朝、四帆が起こしに来て一緒に稽古に向かうが、途中綾乃に会い、四帆は空気を呼んで先に行く。稽古中、左近は智則から二衛門が死んだのは左近のせいだと言われる。その後一人で稽古していると上から照明が落ちてきたり、家にいた時何者かに襲われたりする。無事だった左近は善吉から周防が橘と同じ人形の家系で左衛門のせいで当主が自殺していた。その後善吉は周防について調べるため周防家の跡地へ行くと綾乃がいた、だが善吉はバイクでの帰り道何者かに襲われる。
26→善吉を襲ったのは篠崎だった。篠崎はその後捕まり、全ての犯行は自分だと話す。その話を聞いた左近は舞台に行き、そこで綾乃に犯人はあなただと言う。左近は綾乃の手慣れた照明使いや、綾乃のロウが照明についていたことを指摘する。綾乃は左近を殺そうとするが、左近は右近に死んだ父を憑依させる。実は綾乃と左近の父は周防の兄妹であり復讐を誓いあっていたが父は橘の家に入り考えが変わっていた。だが復讐のために入ったため、自分の命を絶っていたのだ。左衛門が現れ左衛門に宛てた父の文を渡す。綾乃は自分で命を絶とうとするがそこに篠崎が現れ止める。これで一件落着したが左近はショックで右近と会話ができずにいた。すると四帆が現れ右近を使って左近を励ます。左近は復活し稽古を開始し、見事舞台を成功させる。