えたんだーる さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
(スーパーカブで)色づく世界の明日から
== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作があるようですが、未読です。コミカライズはComic Walkerでちょっとだけ読んだんですが、どうやらアニメでストーリー初見の方が楽しめそうという判断で原作もコミカライズも読むのは止めました。
第4話まで観終わった時点でこのレビューを書いています。今のところ私の2021年春クールいち推し作品は、これです!
通り一遍の話をすれば「女子高生の小熊がふとしたきっかけで中古のスーパーカブに乗るようになり、そこから自分の周囲の世界が変わっていく話」ということになるんですが、とにかく本作についてはあまり語らずに「とにかく第1話、できれば第2話まで黙って観て欲しい」としか言えません。
…とは言ったもののあえて語るとストーリーはただただ小熊主観で描かれていて、小熊が作中で知り得ない出来事は視聴者にもわからない作りになっています。そしてスーパーカブに乗ることで新しい人間関係が生まれ、行動範囲も広がり、くすんで暗かった小熊の世界は鮮やかに色づいてゆくのです。
そんなとき本作では画面の明度・彩度が微妙に上がります。この瞬間を迎えたとき「小熊ちゃん、良かったね!」という気持ちで満たされて幸せになれます。
ちなみに本作は本田技研工業の監修を受けており、バイク関連の描写やエンジン音など、かなり正確に再現されたマニアック作品でもあります。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==
2021.6.25追記:
最終話まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。
特に第5話以降で小熊や礼子がいろいろとやらかしてくれるわけなのですが、何というか自分自身特にディーンエイジャーだった頃にはいろいろやらかしていた記憶が残っているので、彼女たちのやっていることは微笑ましく見守る感じで観ていました。
自分がもし彼女たちの周りにいる大人でその行動を見てしまうことがあったなら、そこは当然大人として叱らなくてはいけないわけです。
しかし、じゃあ自分が子供だったり若かったころはどうだったかと考えればロクなことはしていないわけなので、それらの行動はおおむね「青春だねぇ」の一言で片付く範疇ですね。
ただ、体温が下がっている椎ちゃんをカブの前かごに載せて、何も掛けてやらずに夜道を走るのはかなりかわいそうだぞ、小熊さん。
……ねぇ、小熊さ~ん!?