退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
警察側にテロリストよりヤバいのがいる
5さんの頭のネジがゆるんでなければ及第点だったのかな?
どの部分をとっても惹きつけられはしなかった。
ストーリーを、出来事から考えてそこに配置する人物を後から考えたのだと思う。展開の方に意識が集中しすぎていて人物が置き去りにされてしまっていた感がある。
しばざっきーは良いキャラだと思うけれど単に自分の正義を貫く粘り強い、思いやりのある刑事とだけ映る。結構あっさり謎を解いてしまっているのですごい、ここまでやるか、この刑事をなにがなんでも応援したいというような感情が湧き上がってこない。傍観者としてふーんそうなるのかーという視点でみていると見終わってもああ終わったのかとしか思えない。
人が描ききれていないもう一つの側面は、そのキャラがその状況ならばどうするかの考察が甘い。たとえば、ラストシーンの狙撃。狙撃手は起爆装置を持っている方を撃つに決まっているでしょ?撃たれたときリサはいったい何をしていたの?アクションなしの棒立ち?そばに駆け寄る、9の前にでて盾になろうとする、刑事に狙撃をやめさせるよう懇願する、などなど何かしらの行動をとるはず。やはり事件を俯瞰しているだけなのでキャラクターに魂が入らない。
笑いがなくずっとシリアス展開なのもマイナスポイント。あっという間に時間が経ち、どんどん先を視聴したくなる作品は兎角緩急がしっかりつけられている。この作品は、次を観ようかかなり葛藤してやっと観るといった具合だった。
酷評ではあるが5さん以外は悪くはない。別の人が手がけていれば名作になりえたかもしれない。どちらかといえば迷作になっており、わたしはオススメしない。