とーよ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今夜、星を見に行こう。
宙のまにまに(2009年夏アニメ)
同名マンガ(完結済み、未読)のアニメ化作品で「宙」はそらと
読みます。「まにまに」はwikiによると漢字で随と書き、
自己以外の他者・環境が自分に及ぼす影響に身を委ねること
という意味のようです。なるがままにってことでしょうか。
物語は、幼少の頃に住んでいた街へ久々に戻って(引っ越して)
きた主人公の朔(さく)が、当時のトラウマになっていたひとつ
上の幼馴染み、美星(みほし)と高校で再会し、創部間もない
弱小天文部に入部するところから始まる、天文部での部活動が
主軸となっています。私の中高時代は天文部が無かったので
実際の活動とかは想像つかないのですが、部活は日中の時間
だし、リアル天文部の活動はいったい何をやってるのかなー?
とささやかな疑問が浮かびました。誰か教えて(笑)
本作ヒロインの美星は典型的な幼馴染みキャラで天真爛漫、
太陽みたいに明るい子なんですが、彼女を好きになれるか
どうかで作品の評価も変わってくるのかと思います。中の人
は伊藤かな恵さんです。個人的にかな恵さんは結構好きなの
で私は大丈夫でしたが、美星がうるさい、ウザいって感じる
人もいるかと思われます。美星はポンコツじゃないエルシィ
(神のみ)って感じでしょうかね^^;その他の天文部員もいつも
吐血している路万部長、写真部所属なのに天文部員のごとく
馴染んでいる江戸川くん、美星の親友の小夜ちゃん、ドリフ
と言うあだ名の持ち主で朔に想いを寄せる姫ちゃん。弱小と
あって人数は少ないですが、天文部は個性的な面々です。
基本、天文部の部活動。合宿があったり、文化祭があったり
他の高校天文部と合同の観測会があったり、ちょっとした恋
のドタバタ、プチ遭難までも。ストーリー重視より1年通し
ての天文部の日常。みんな星が大好き、大好きになったよ♪
私は星や星座の知識は全くなく、オリオン座、カシオペア座
北斗七星、北極星、夏・冬の大三角形を知ってる程度です。
春の大曲線、冬の大六角形(ダイヤモンド)は本作で知りました。
私の居住エリアでは、夜空を見上げても申し訳程度の星々しか
見えません。(昔はもっと見えた気がしましたが。)作中と同じ
満天の星空を見る事が出来たならこんな私も蒼英高校天文部
の一員になれるのかな。うーん、一度で良いから夜空を埋め
尽くす満天の星を見てみたいものです。
→実は以前に化物語を見た時も同じことを思い(夏の大三角形)
天空の楽園日本一の星空ナイトツアー信州の阿智村に行ったの
ですが、雨で星一つ見えなかったですwいつかリベンジ予定。
OP曲はソフィアで声優陣もなかなかのメンツ。いわゆる学校
生活、部活動における行事はありますが、比較的あっさり目
と言えます。天文部の日常モノと思って星好きの方に星や星座
のことを色々教えてもらいましょう♪特に本作の夜空の作画は
星を適当に散りばめたものではなく、原作者と制作スタッフが
実際に幾度も観測して時間帯、方角、星の位置関係をしっかり
表現したガチものだそうです。2009年の制作でちょっと古い
かもしれませんが、埋もれるには勿体ない作品かと思います。
コロナの時期だからこそ自宅でのんびりと雄大な星や星座を
見るのも(教えてもらうのも)良いものですよ。ヒロインはちと
賑やかですけどね(笑)でも、それが天文部の華やかさ(良さ)
全く知らない作品でしたが、見て良かったです。
★追記★
EDは数話ごとに季節(四季)が入れ替わり服装と夜空の星座
が変化します。フォロワーさんから教えていただきましたが
全然気が付きませんでした(^◇^;)曲と構図が一緒だからと
言ってボーっと見ていてはダメですね(笑)
【2021年4月視聴。同月初投稿 加筆修正済み】