芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雰囲気は良いがハナシが薄っぺらなB級サイバーパンクアクション
機械を介してしゃべらせる描写とか記憶の外部化とかSF設定として面白い部分はあるのだが、話の骨子の部分が割とB級な筋書きで、話が進むにつれて俗っぽさが露骨になってきて、そのくせなんか背景設定はごちゃごちゃしてるので、頭でっかちな要素が多いがあまり頭は良くなさそうな厨二的な作品という段階を超えられてはいない。({netabare}例えば後半で四天王みたいな刺客の人たちの紹介を入れるところとか、だいぶB級臭さがひどい。だいたい娼婦だった主人公が過去のトラウマと戦って云々とかいうのも表面的な客引きのための設定に留まってしまっている感じがする。{/netabare}。)
この手の硬派風?の作品になればなるほど評価を厳しくしてしまう傾向があるので毎度もうしわけないと思うけど、こういう作品はセンスや難解さでもって視聴者を圧倒させなければダメで、底が見えるとナルシストのオナニー的なイカ臭さが耐えがたいものになってしまう。
映像の綺麗な厨二病B級サイバーパンクアクションを求めるなら別に面白いとは思うがそれ以上のものではないかなというのが個人的感想。