Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
後継者は誰だ。
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
2020年の冬アニメとして放送された「魔術士オーフェンはぐれ旅」は視聴済ですが、1998~1999年に放送された前作は相変わらず未視聴のままです。
この冬、“あの男”が帰ってくる―。
1994年に第1巻が発売され、シリーズ発行部数は 累計1,400万部(電子書籍を含む)を突破する
シリーズ生誕25周年を迎えた ダークファンタジーのライトノベルマスターピース!
2020年1月にアニメ復活を果たしたオーフェンが、 2021年に更なる追加キャラクター、
追加キャストを加え パワーアップし再び帰ってくる!
今回の舞台は、魔術士の根絶を教義とするキムラック教の「聖都」キムラック―。
オーフェンはアザリーとの決着をつけるため、 アザリーは、師・チャイルドマンの意志を継ぐべく、
世界の秘密を求めキムラックを目指す。
しかし、彼らの前には<死の教師>との壮絶な戦いが待っていた。
キムラックで明らかになる、世界の隠された秘密とは?
そして、正当なる魔術士の後継者はいったい誰なのか!?
謎が謎を呼ぶ壮大なストーリー、バトル全開の第2章スタート!
最強の魔術士、再び。
「私と決着をつけたいのなら、キムラックに来なさい」
義姉・アザリーの残した言葉を追って、 オーフェン 達は魔術士と激しい対立を続けるキムラックへと向かう。
突如、悲鳴が聞こえ駆けつけると、おびただしい死体の山の中、 果敢に敵と戦う女剣士メッチェンと遭遇する。
オーフェンは彼女に加勢するのと引き換えに、キムラックへの案内を依頼する。
敵を壊滅し、やがてキムラックにたどりついたオーフェン達を待ち受けていたのは、
クオを首長とする魔術士の暗殺を担う≪死の教師≫たちだった。
オーフェンが最後にたどり着く《天使と悪魔の真実》とは。
アザリーがこの地に誘った本当の意味とは?
様々な思惑が交錯し、壮大な物語が動き始める!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
シリーズ累計発行部数が1,400万部を突破しているそうなので、一定以上のコアなファンのいる作品なんだと思います。
また、今回はシリーズ生誕25周年記念の一環としてアニメーションが制作されましたが、こういう記念イベントが開催できるのも、コアなファンのお陰なんでしょう。
こういう記念イベントの遡上に上がるだけでも凄いと思います。
25年…決して短い時間ではありません。
この25年もの間に忘れ去られた作品も数えきれないくらいあるでしょう。
だから、作品としては幸せなことなんだと思います。
ですが、正直あまり心に響く作品では無かったような気がします。
アザリー役が日笠さんじゃなければ、きっと途中で視聴を挫折していたかもしれません。
その原因の一端は、解明されない謎があること…
例えば、キリランシェロと再会するまでアザリーは何をしていたのか…
そもそもこのはぐれ旅の行き先や目的も良く分からないですし…
確かに最終話で結界の綻びの話はありましたが、そもそも1魔術師がどうこうできるレベルの話じゃありません。
だから分かったつもりでも、振り返ってみると実は分かっていなかった、ということが何度かありました。
原作ではもっと懇切丁寧に説明してくれているんだと思います。
そう考えると、原作既読が前提の作品だったのかもしれませんね。
オープニングテーマは、森久保祥太郎さんの「LIGHT of JUSTICE」
エンディングテーマは、渕上舞さんの「操り人形クーデター」
1クール全11話の物語でした。
作画がもう少し安定してくれるともう少し見易い作品だったと思います。