にゃわん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ロミジュリ
結論からいうとハッピーエンドではある。
そこまでに至るまで長い道のりだった
たった2クールがすごく長いように感じた
物語性がちゃんとできていて24分の1話が
30分以上かかってる映画のように体感
絶滅危惧寸前に追い込まれたキャピレット家
死においやったモンタギュー
その娘と息子は、ひょんなことから出会い
お互いを愛してしまう
モンタギューは俺様主義で自分に逆らう貴族は
殺そうとするし、会議では反論した議長を殺害。
自分主義なので最初はどんな貴族も彼の言う通りに
受け流れていたが最終的には間違っていると逃げられる
モンタギューは嫌われ実の息子ロミオにも間違いを指摘されるが
モンタギューを殺害しようとした異母兄弟ではなく
身近にいた2人目の息子に後ろから刺される。
ジュリエットは、赤い風と名乗り男のフリをし
男として生きてきたが
それはキャピレットの生き残りとバレないためだった。
だが、モンタギューの息子ロミオには4話でバレてしまう
やがて赤い風は市民からの誇りであるがため
それを邪魔と感じたモンタギューに殺害予告されるが
ジュリエットが死んではこの街は救われないと
新しい風が必要だと、序盤に出てきたランスロットという
医者が赤い風の身代わりで死んでしまう
その彼は、妻子を残し亡くなる。
いろんな死や守れなかったという後悔がジュリエットにはあり
しばらく遠いところにロミオと一緒に逃亡
そして強くなると約束し、後半ではキャピレットの娘ではなく
赤い風としてキャピレットの娘が生存していることを明かす
ロミオは、モンタギューについていけなくなった頃
王都から離れ一般市民が奴隷のように働いている村に派遣でくる
最初は奴隷達に貴族だということで蔑ろにされ
腫れ物扱いをされるが、彼の決して諦めない努力や
彼らのためではなく自分のあまさ弱さが生み出した結果だと
城にはしばらく戻らず奴隷達を奴隷ではなく
1人の人間として扱いやがて氷のような心を溶かし
認めてもらえるようになる。それから彼らは、
ロミオ認めジュリエットのことを話すと応援してくれたり
仕事のことで困り果てるとロミオを通すようになる
ジュリエットが自分の実の父に殺されそうだと
村人から聞かされると、村を中途半端に
できないと逃げなかったが働く村人達が彼とジュリエットの
命を身を案じて快く行かせてくれる
身分が違えど、こうして分かり合えることができるんだと
教えてくれたロミオに感謝している村人と
みんなに救われて自分たち貴族が村人を酷く扱っていたこと
を反省してこの国を変えなくてはいけないと誓う
ジュリエットもロミオも最終的には死んでしまうが
あの世で2人ともずっと一緒に暮らしている
2人の変わりようで周りの人も変わり
国もよくなった。素晴らしい作品である