でこぽん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とてもさわやかで純情で心地よい恋愛物語
この物語は中学生の恋愛を描いた物語
とてもさわやかで純情で心地よく、
いつまでもこんな世界に浸っていたくなりました。
主人公の安曇 小太郎(あずみ こたろう)は文芸部。
ヒロインの水野 茜(みずの あかね)は陸上部。
二人とも、とても純情です。
最初の頃はお互いに顔を合わせると、恥ずかしくて何も話せなかった。
二人して「あっ…」と小さくささやきあう声が、二人の性格を物語っています。
この声を聴くだけで、思わず私は笑顔になりました。
その純情で何も話せない小太郎が、ありったけの勇気を振り絞り「…つきあってほしい…」と告げます。
その声はとても小さくか細い声でしたが、小太郎の心がこもっていました。真剣さが十分に感じられました。
気持ちは言葉に出さなければ伝わりません。
言わなくともわかってくれる…そんなことは世の中ではめったにありません。
何も言わなかったら、好きな人はそのうち別の人と結ばれます。
何も言わずに失恋するよりも、告白して失恋したほうが後悔はしないはず…。
だから、好きな人ができたら、ありったけの勇気を振り絞って告白しましょう。
オープニングの「イマココ」もエンディングの「月がきれい」も東山奈央さんが歌っています。
とてもさわやかで美しい歌です。物語によくFitしていました。
そして最終回のエンディングは大変な感動でした。
これは二人がお互いを信じあっていたからこそ、なしえたのでしょうね。(^_^)
ところで、この物語の舞台は埼玉県の川越市。
都会的な街並みと古都が隣接する場所。そして昭和の頃を思い出す駄菓子屋さんが多いところです。
川越大師 喜多院には「徳川家光公 誕生の間』があり、桜や紅葉の時期に訪れると美しい庭園が見られます。
そして川越市指定文化財「時の鐘」は江戸時代初期に酒井忠勝が建てたもので風情があります。
新宿から西武線の急行で50分もあれば行くことができます。一度行ってみてください。