Bハウス さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 1.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
きららと野球漫画の相性は?
今作はきらら原作なのに本格的な野球漫画
舞台は埼玉県越谷市にある叡明高校がモデル
埼玉県民故に「おお振り」同様、
見慣れたユニフォーム観れて思わずにやけてしまう
物語としては不祥事が起きて活動休止していた
南越谷高校野球部
幼い頃に野球を通じて遊んでいた詠ちゃんと珠ちゃんが
偶然の再会を果たす事から始まる
お互い中学まで野球を続けていたと知り
あの事と同じ詠ちゃんピッチャー、
珠ちゃんキャッチャーで投球練習をする
詠ちゃんは中学時代独自に編み出した鋭い変化球を持っていたが
キャッチャーが取れず直接使わないでと頼まれて
それから野球の情熱を失っていた
野球に区切りをつける最後のボールと投げ込む変化球
そのボールを珠ちゃんはしっかりと逆シングルで抑えた
「逸らさないよ」
珠ちゃんは中学時代強豪チームに所属
そこでは捕逸0と言う記録を残す選手だったけど
勝利至上主義を掲げるチームに嫌気が差し
彼女もまた野球と決別しようとしていた
お互いの今を知り再び野球をする事を決意した二人
そこから新たな南越谷高校野球部の歴史が始まる
メジャーの星秀学園編の監督だった福島利規氏だけに
試合の緊迫感や選手の表情を上手く表現していたし
音楽はリトバスの麻枝准氏なので
まるでプロ野球のチャンステーマみたいなノリの良さ
最初はおさわり担当と思せる川口芳乃ちゃんは
本格的な指導や監督の代わりにベンチワークするなど
高校野球漫画では省かれていた部分が出ていて面白い
13話なので夏の県大会2回戦までになっているが
春日部共栄高校のユニフォームをモデルにしている
シード校との死闘を描いているので
個人的には満足させてもらった
ただこの作品の惜しい所は
EDで野球部の部員がタピオカミルクティーを飲んでいるが
ブームが去った後だけに微妙
折角きらら作品なんだから
普通に合宿で洗濯している部員達とか
野球のボール回ししてキャラのワンショットみたいなのを
かわいく見せてほしかった