たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
妖怪退治をする「西洋の悪魔」
アメリカンコミック原作の「ヘルボーイ」は、オカルトでも日本とは馴染みの薄いユダヤ教やキリスト教的な宗教漫画なので無論、日本の神道や仏教とは関係のない作品である。
ましてや、「妖怪」などといった概念が西洋の。。しかもアメリカ人にどれだけ伝わっているのかという懸念があったが、
原作者のマイク・ミニョーラはかなり頑張って日本の文化を描写してる。
ところどころにおかしなところや誤解はあるものの、ここまで正直アメリカ人が日本の「妖怪」を描けているのは稀有な例である。
しかしながら、本作は「アメコミ」。主人公のヘルボーイは悪魔でありながら中身は「中年のアメリカ人のおっさん」であり、戦うときには相手が悪魔であれ、妖怪であれ銃をぶっ放すし、好物はビールとハンバーガーやピザといったジャンクフードである。(笑)
そんなアメリカンな主人公が日本の妖怪と激闘をするこのアニメは非常に面白く、「アメリカの鬼太郎」ばりに活躍するヘルボーイの独特の雰囲気がこの作品をそこら辺のアメコミアニメとはまた違った面白さになっている。