「Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-ヴィヴィ フローライトアイズソング(TVアニメ動画)」

総合得点
85.8
感想・評価
784
棚に入れた
2589
ランキング
228
★★★★☆ 4.0 (784)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

THE王道。でも面白い。

色んなレビュアーさんが面白いと言われてたので
興味をそそられて視てみました。

<1・2話感想>
{netabare}
やだ、何コレ超面白い。
グイグイ物語に引き込まれます。
こんなに見入ったのは久々ですね。

正直ボクはSFモノってあんまり得意ではないのです。
テクノロジーが現代より飛躍的に進んだ世界って
何でそうなっているのかが自分には全然理解できなくて、
すんごい不安で心がザワザワしてしまいます。

ですので、A.I.が自立して動くっていうのは
イヤな感じしか受けなくて…
でも、いざ視てみるとこの作品の主人公ビビは
「歌で人を幸せにする。」
っていう使命(命令)を愚直に果たそうとしてる…
…やだ…この子超健気じゃない…好き…。
機械だからプログラム通り動くのは当たり前なんでしょうが。

にしても、設定も話もTHE王道って感じで
意外性とかは全然感じないのですが、
何でこんなに面白く感じるのですかね?
作画のキレイさ?
画の見せ方?
テンポの良さ?
BGMの良さや挿入のタイミング?
きっとどれもがキチンと丁寧に作られた結果、
こんなにも面白く感じられる作品になったのでしょうね。

使い倒されたモノもやり方をかえれば
マンネリ感を感じにくく、イイモノになるんですね。
逆にみんなが設定を落とし込みやすい分、
間口は広くてそこからの表現の仕方で
引き込む様にしたのかな?

これは円盤購入まで視野に入れて
気合を入れてみていかないとですね。

ただ最後のモモカちゃん…こんな展開やだぁ…。
{/netabare}
<3・4話感想>
{netabare}
ダメ…これは泣く…。
こんなベッタベタな展開なのに…。

エステラちゃんとエリザベスちゃんが
最後に二人が繋がってた頃の関係に戻るコトができて、
2人が同じ思いで歌を歌って…。
こんなんダム決壊確実ですよ…。

たた、ボクが一番泣いたのは
ホテルの警報が誤作動で鳴り、
ホールに集められた宿泊客に対し、
星空を見せながら歌を歌うエステラちゃんです。

ヒトの表情とか行動から、宿泊客が不安がってるのを
自分で読み取って、機転を利かせて星空を見せて
歌を歌い宿泊客の不安を取り除くなんて…
人間でもそこまで感情に寄り添い、機転を利かすコトが
できるヒトってなかなかいないと思うのに、
A.I.なのにそこまでヒトの為になろうとしてる
エステラちゃんの姿に感動しちゃいました…。

ボク泣いてばかりですけど、
この作品は泣くだけではないのもイイですね。
ヴィヴィとマツモトのやり取りも、全然性格(?)の違う
二人のコミカルなやり取りが面白いですね。
マツモトには最後までシリアス路線に走らず
今のままのキャラで作品のイイ味になって欲しいですね。

ともあれこの作品、100年後の事件を回避するためっていう
軸があるのですが、それって全てのシンギラリティポイント?
を解決しないとダメなのですかね?
それか1個でも解決できれば未来は変わったりしないのかな?
バタフライエフェクト的な感じで。

…未来が変わったかを確かめる方法がないのかな?
…4話に時点でも結構歴史は変わってるでしょうに…。
…また時間線的な問題も出てくるのかな…?

現にマツモトはタイムリープ?的なコトはしてるのですし…。

これからそういうのも判明していくのでしょうか。
ますます楽しみになってきましたね。
{/netabare}
<5・6話感想>
{netabare}
またです…また泣いてしまう…。

愛するヒトと理不尽に離れさせられるのって
イカンですよ…悲しさとか寂しさしか残らないから…。
誰も幸せにならないですもん…。
そんなん誰でも一緒ですよ…。

何でグレイスじゃないといけなかったのでしよう…。
確かに1番マッチしたAIだったのかもしれませんが…
拒否するコトはできなかったのでしょうか…。
一緒に居たかっただけでしょうに…。
きっと博士の唯一の心の拠り所だったんでしょう…。
冴木博士…幸せになってほしかったなぁ…。

この作品、ストーリーの一つ一つが悲劇で終わるから
とても面白いんですけど、見終わった後は
切なさと悲しさが残って何とも言えない
気持ちになってしまいます…。

せめて、最終的な結末は幸せなカタチになってほしいなぁ。

とはいえ、お話もそうですがこの作品は
ホントに作画がキレイで、見入ってしまいますね。
手書きタッチの作画が所々あってそれもとてもキレイ。
主題歌が作品の中でも構成する一つの要素になってるのも
とてもイイですね、すごくイイ曲ですし。

次回以降は何だかまた話が大きく変わりそうな予告だったので
続きがとても気になりますね。

今回、冴木博士とグレイスのお話でとても悲しかったですが、
ボクはビビとマツモトをサプライズで迎えてくれた
ロボット達を見て泣いてしまいました…。

ロボットなのに…喜んで欲しかったのかな?
ロボットなのに…打ち解けて欲しかったのかな?

そんなコトを考えて涙腺が崩壊してしまいました。
ボクはおそらく健気な感じだったり、献身的な姿を
見せられるのが心に響いてしまうようです…。

あぁ…次回も泣く覚悟しとこう…。
{/netabare}
<7・8・9話感想>
{netabare}
はい、また例に漏れず、ご期待に通りに…泣きました…。

オフィーリアちゃんとアントニオ…
お互いがお互いのコトを思っていたというシーンで…。

アントニオ…
「歌でヒトを幸せにする。」という、
オフィーリアちゃんの使命が、彼女には重すぎると思い、
入れ替わるコトにした…という建前と、
実は誰かの為ではなく、自分の為に歌って欲しいという
カレ自身の欲求、というか愛情…。

オフィーリア…
「歌でヒトを幸せにする。」という、
使命を全うしようと思っているが、満たされない理由は
実はもうアントニオの為に歌いたい、歌っていたという愛情。

お互い、使命というものがあるが為に
表には出せなかった気持ちが、最後の最後で判明する
あのシーンはとっても切なかったです…。

なんでこの作品は1つ1つのストーリーが
切ない終わり方をするのでしょうか…
オフィーリアちゃんとアントニオが笑いながら
過ごしている未来へは改変できなかったのでしょうか…。

もう、何度泣かされたコトでしょう…。
AIとはいえ、ヒトと何も変わらないではないですか…。

そう言えば「ヒトと何も変わらない」で、ボクは考えたんです…。

ここからは少しボクなりのこの作品の拙い考察です…。
ヘンは文章を視たくない方はスルーして下さい…。

{netabare}
ボクの少ないアタマで考えて、どうしても誰かに聞いて欲しいと
思ったただの寝言なので、こんなコト言われなくても
簡単に想像つくわっ!!ていうツッコミはなしで。(笑)

この作品って何でAIがヒトを襲いだしたのか?っていう
理由はまだ語られてなかってですよね?

んで、その理由って「AIの感情」が関係してたりするのですかね?

マツモトって実は、AIに「感情が生まれる」コトを防ぐ為に
暗躍してる様に思えるのはボクだけですかね…。

正史において、相川ヨウイチ議員による「AI命名法」で
AIの人権が守られる様になった、それはAIに感情が生まれる
コトを容認する下地になった。

正史において、「洛陽事件」はエステラちゃんの
ヒトに対する「憤怒」という負の感情が起こした
事件だと考えられた。

正史において、グレイスちゃんは冴木博士に対して
「愛情」という特別な感情を持って結婚をしたと考えられた。

正史において、オフィーリアちゃんは歌でヒトを幸せにする
という使命を果たせないコト、またアントニオを失ったコトに対し
「絶望」という負の感情が生まれた為に自壊した。

それが他のAIに伝染?感染?し、ヒトに対する感情が
「ヒト」を滅ぼした方がヒトの幸せなのだ、
とかって演算された為にヒトを襲いだした…とか?

AIのシスターズのシリーズはその「感情」が
生れやすい構造だった。とか?

んで、ヴィヴィに関しても冴木博士とグレイスの件で、
結果的に二人ともを殺してしまった、
「歌でヒトを幸せにする」という使命を、
冴木博士を自殺させてしまった、
一部のヒトに対してでも使命を果たせなかったという
「絶望」の感情が生まれそうになった為、
致命的なエラーを起こして停止した。

その時マツモトはヴィヴィに「感情が生まれる」のを
防ぐダメに、ヴィヴィの人格をアーカイブの奥に
押し込めてディーバの人格を上書きした。
その時マツモトがヴィヴを壊さなかった理由は、
マツモトのプログラムとしてヴィヴィと協力して
戦争を防ぐという使命があったため
壊すというコトができなかった。とか?

もしそうだとしたら、今後、ヴィヴィの人格が戻って
ヴィヴィに感情が生まれたというコトが判明した場合、
ヴィヴィとマツモトは相対するコトになる…。とか?

ディーバが「心を込める」というコトを
初歩の初歩って言ってたのが、
「ヒトに幸せになって欲しい」とする
「博愛」という感情からだとすると…、
それをヴィヴィちゃんが理解してしまったら余計に…。とか?

なんてコトを一人で考え憂鬱になってます…。
まぁ、ボクの勝手な想像ですし、ツッコミどこも
いっぱいあるのでしょうから、
ふーん…程度で流してください。(笑)

{/netabare}

何にしても、この先の話はヴィヴィちゃんが
メインのお話しになっていくのでしょうし、
物語もどんどん佳境になっていくでしょうから
視たいけど視たくないような気持で継続視聴したいと思いますっ!!
{/netabare}

投稿 : 2021/05/25
閲覧 : 247

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