take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もう少し・・・、もう少しだけ何とかならんかったか・・・
う~ん、惜しいというよりも、残念感の方が少し強いのが残念だ。
もう少し、もう少しだけ何とかしてほしかった。
私的にはKey絡みの作品には一目置いている、これはAir、クラナド、クラナドアフターに起因するものが大きいのだが、つまりは好きな(期待をしたい)作品群に必然的に入るという事だ。
ちなみに、kanon、リトバス、charlotte、リライト、Planetarian、等々、抑えるべきところは押さえた上でのお話です。
実は、この作品を観る前に、某youtuberの批評やあにこれの批評などでイマイチ感を承知していたので、心の準備をしてみた次第なのですが、私的には「まぁまぁ」と言った感じで、さすがにアニメ史に語られるような作品ばかりはできんよなぁ、と思ってはいたのです。
その実、観たところではそれほど悪い印象は持たなかったのですが・・・、途中までは。
なかなかにキャッチーな導入と、キレイな作画(これはP.Aさんのお力もありますね、地元の会社さんなのでこちらも贔屓はしています)、キャラクターも魅力的に映ったので(主にひなと伊座並さんですが)。
ただ、主人公のボンクラ感には嫌な予感がしました。
そうですね、他作品を例に出して恐縮ですが、主人公が某プリコネのボンクラ時の主人公と重なりました。
物語自体はまぁ、それは荒唐無稽系と言ってしまえばそれまでなのですが、それはアニメの物語として許容はできるのです。
ただ、主人公があるタイミングでヒナに明確な恋愛感情を示すのです、このシーンが「???」、え?主人公は伊座並さんLOVEではなかったっけ?
いや、この心変わりがダメってわけではないのですが、ちょっと無理くりが過ぎませんか?
それなら縁ができた「仲間」を救おうって理由でヒナ奪還に進む方がよほど自然かと、と思ってしまったのですよ。
この違和感はでかかったですね。
結局最後まで、この違和感は残ったままでした。
実際のひな奪還の最終版でも、主人公のボンクラ具合は発揮され、最後はヒナ自身の行動によってエンディングへと向かう訳なのですが・・・。
どうにも、もう少し、もう少しだけ何とかすれば、という思いだけが残ってしまいました。
作画も素晴らしかったし、音楽も悪くはなかったと思います。
あえて、あえて言えばプロットが・・・。
どうなんでしょう、尺の都合なんですかね、それとも、もう少しだけ工夫があればだいぶ違ったんですかね。
私も、ココが!とはなかなか言えないのですが、本当に、もう少し工夫が出来ればだいぶ違ったのではないか、という思いが残りました。
個人の感想としては、残念ながらフツー。
作画が割ときれいだったので観れました。
キャラクターは集まってきた仲間感が少し弱かったですかね。
音楽はずっと残るとまでは言えなかったですけど、作品とセットで観ればあっていたと思います。
イメージとしては「あの花」が浮かんできましたが、仲間感は負けてますね。
私的には「観れる」とは思いますがKey好きとしては「もう少し頑張りましょう」のハンコですかね。
とは言え、作画はきれいで、物語自体も一番外の大枠で観ればわからないではないです。
機会があれば、観てみても良いのではないかと思います。