遊微々 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
衝動と爆発
以前からあにこれで高評価だったので気になっていた作品。
中学生同士の恋愛模様を描いた直球勝負の青春モノでした。
いやー、実に素晴らしかった。ちょうど1年前に『四月は君の嘘』を見ましたが、あれから1年後にまたこんな素晴らしい青春モノに出会えるとはなんか運命めいたものを感じてしまいます。
とにかく等身大で描かれた中学生の豊かな感情表現がいい。特に主人公の安曇君は共感ポイントが高い。嬉しいことがあると思わず筋トレしちゃったりとか、分かるわー。
安易に重たい展開を入れなかったところも高評価。あくまで普通の中学生が抱えるそうなトラブルの範疇にだけ抑えてくれたおかげで、安心して見ることができました。
また周囲の大人の描き方も良かったですね。過干渉になりすぎず、かといって無責任に放任もしていない、こちらも絶妙なまでにリアルな子を想う親という姿が自然と描かれていたと思います。
声優陣の好演も光ってました。このあたりは流石は岸監督の手腕といったところ。小原好美さん上手いなー、こりゃ人気もでるわと納得。
主題歌と挿入歌を全て担当されていた東山奈央さんの歌声も良かったです。というか挿入歌の選曲滅茶苦茶センスいいなおい!全部刺さったわ!
そしてラストのEDでのまさかの伏線回収。これがあるからOPやEDは絶対に飛ばさず毎回見なきゃいけないって、はっきり分かんだね。
かなりレベル高い青春モノでしたねー。これは高評価も納得ですね。実に素晴らしい時間でした。
最後に気になる点として
{netabare}図書室で飯を食うな!!!{/netabare}