Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
卵を割って、セカイを変えろ。
野島伸司さんが初めてテレビアニメーション制作に参加し、原案および脚本を手掛けるオリジナルアニメということで、注目していた作品です。
若かりし頃、ドラマの舞台となった聖地を巡ったりもしましたっけ…
当時は聖地という概念はなく、ドラマの中で使われたキーホルダーなどを収集していたくらいでしょうか^^;
脚本家・野島伸司がアニメの世界で紡ぎだす、
悩みもがく少女たちの物語――。
14歳の少女・大戸アイは、深夜の散歩の途中で
出会った謎の声に導かれ、「エッグ」を手に入れる。
「未来を変えたいなら」
「今はただ選択しろ」
「さぁ、自分を信じて――。」
「エッグを割れ――」
「エッグ」を割った先で、アイを待つものとは…。
「高校教師」「薔薇のない花屋」ほか話題のドラマを数多く生み出してきた
脚本家・野島伸司が手掛ける、初のオリジナルアニメーション作品。
監督を務めるのは「22/7あの日の彼女たち」のキャラクターPVをはじめ、
数多くのアニメ作品にか携わる気鋭の演出家・若林信。
そしてその協力タッグに、
キャラクターデザイン:高橋沙妃,
音楽:DÉ DÉ MOUSE/ミト(クラムボン)、
制作:CloverWorksが加わり、物語を描き彩る。
脚本家・野島伸司と、アニメ界の若き才能が出会い紡がれた少女たちの物語。
クオリティの高い映像と音楽で繊細かつ鮮やかに描き出される、
完全新作オリジナルアニメーション――。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
う~ん…難解な物語だと思ったのは私だけでしょうか^^;?
作画のクオリティは申し分無し…
キャラデザもどことなく22/7を感じさせるデザインが個人的には高評価…
多分、私は物語の展開についていけず、途中で振り落とされてしまったのでしょう。
目の前で起こっている事象は理解できますし面白さも感じられる…
そう、これまでの野島伸司ワールドに脈々と息づいてきたメッセージが分からなかったんだと思います。
「101回目のプロポーズ」や「ひとつ屋根の下で」などは明確で分かりやすかったと思います。
最近はドラマを見ることも無くなったので、最近の作風は良く分かりませんけれど…
それでも「家族の絆」や「仲間との支え合い」という点に軸足を置いているのは何となくですが理解できたように思います。
それとアニメーションという媒体の影響も大きいと思いました。
ドラマは、役者という人間が演じることから表現できる範囲にはどうしても限界があると思います。
例えば人間は少し高いところからでも飛び降りたら、怪我をするし打ち所が悪いと重篤な怪我になりかねません。
ですが、アニメーションの世界ではその限界が無いんですよね。
どこまでの自由に表現できるのがアニメーションの最大の魅力だと思いますが、だからこそ、作品の内容によっては自由に足枷を付ける必要があるのかもしれません。
オープニングテーマは、「巣立ちの歌」
エンディングテーマは、「Life is サイダー」
どちらも、メインキャストによるユニット「アネモネリア」(相川奏多さん、楠木ともりさん、斉藤朱夏さん、矢野妃菜喜さん)が歌っています。
1クール全12話の物語でした。
物語については、ここで結論を出してしまうのは時期尚早だと思っています。
何故なら「特別編」の放送が決定したからです。
これで終わってしまっては中途半端ですよね。
だって、みんな志が中途半端なままですから…
物語をどう纏めて貰えるのか、「特別編」を楽しみにしています。