tinzei さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
珍しいパターンのアニメ化
約30分×全6話のovaで実写邦画をアニメ化した作品。
「捜索者(賞金稼ぎ?)見習いのイリアは同じく捜索者の兄グレンと相棒のボブの仕事に乱入し、ゼイラムという化け物の事件に巻き込まれていく」というストーリー。
原作が漫画か小説で実写映画を経てからのアニメ化っていうのはよくあるパターンだけど、日本のオリジナル実写映画をアニメ化するっていう珍しいパターン。
最初、時代は未来で宇宙進出が一般的な時代かと思ったけど、実写映画だと舞台は日本で時代も90年代だから、未来ではなく遠い星の話っていう設定らしい。後、何故かアジア風の衣装や建物が多い。
どちらかというと海外でやりそうな作品だけど、れっきとした日本作品。一応実写映画のトレーラー観たけど、所詮は日本のB級作品だから演出とか映像技術はお察し(笑)
フルで観たわけじゃないから、どれくらいの共通点があるのか知らないけど、主人公のイリアとボブは同じ。ただクッソ似てないし、舞台は普通の日本だしどういう世界なのかよく分からん(笑)
題名の通り、イリアがゼイラムっていう化け物と戦う話だけど、6話しかないからそこまで白熱するような戦いは無い。ただ捜索者が使う隠し武器みたいなのは良かった。
唯一、6話にイリアのシャワーシーンで乳首が見えるけど、他の話にもシャワーシーンあるのに、乳首がないとはどういうことだ?
【各話あらすじ】
1→捜索者仮免のイリアは賞金首を捕まえるが同業者のフジクロに横取りされる。落ち込んで帰るイリアだったが兄グレンがボブと仕事に出かけようとする。そこにフジクロが現れひと悶着起きるが、仕事に出かけたグレンたちが襲撃されてる音を聞き助けに行く。イリアは成り行きでグレンたちに付き合うことになり、仕事の内容を聞く。それは輸送船カルマ号の人質解放と積み荷の奪還だった。早速カルマ号に侵入した三人だったが積み荷は無くなり船の乗組員たちは惨殺されていた。ボブは生き残った船員を助け、脱出艇へ向かう。グレンとイリアは依頼主であるプットゥバヤと出会うが乗組員を惨殺した笠を着た化け物と出会い戦闘になる。イリアはグレンに言われプットゥバヤを脱出艇へ連れていき、グレンは化け物の相手をする。実はその化け物こそが積み荷でプットゥバヤの会社が開発を中止したはずの戦闘兵器ゼイラムだった。イリアはプットゥバヤを脱出艇へ連れていくがゼイラムが来てボブを攻撃する。イリアと追ってきたグレンがゼイラムを追い払い負傷したボブとプットゥバヤを脱出艇に乗せて脱出させる。グレンたちは自分の船へ急ぐが、イリアだけを乗せて自分はカルマ号を破壊する。
2→爆風で飛ばされたイリアはリゾート惑星タオワジャンに落ちる。まず船の補給をしようとするが現地の子供たちに襲われ船を奪われそうになる、その過程で子供たちの一人ケイと出会う。ケイを締め上げ管理局への道を教えてもらいそこに行くが管理局ではカルマ号の事件は知らされていなかった。すると子供たちがいた場所に負傷したゼイラムが現れ周りを破壊する。管理局はリゾート開発の妨げになっていた現地住民を殺せると思い一切の援軍を出さず、イリアは一人でゼイラムへ向かう。やられそうになるケイたちを助け逃げさせるがケイがイリアの船を奪い逃走、愕然とするイリアだったがゼイラムは負傷していたため互角に戦う。その間にイリアの無線に連絡があるが電波が悪いせいで誰からなのか何を言っているのか分からず、するとケイが船のエネルギーを満タンにして登場しイリアを助ける。イリアは船でゼイラムを引きずって管理局へ向かい、無線からのテレポートの言葉だけでゼイラムを転送する。イリアはケイからゼイラムが落としたグレンのものを受け取りタオワジャンから去っていく。
3→イリアはマイスに帰ってくるがボブは死んだと言われる。更にプットゥバヤに連絡してもプットゥバヤも死んだと言われる。だが途中であの無線に連絡をした謎の人物から逃げろと言われ、直後フジクロが現れる。フジクロは謎の人物から依頼を受けイリアを迎えに来ていた。プットゥバヤが所属するティッペダイ社の追撃を逃れる二人、途中イリアはプットゥバヤの持っていたペンダントからプットゥバヤがゼイラムを捕まえたことが分かり、まだ生きている確信したイリアはティッペダイ社へ乗り込む。ティッペダイ社では謎の人物に言われるまま動き、ついにプットゥバヤと出会う。プットゥバヤはイリアを穏便に返そうとするが、ペンダントの情報を知ったと分かると殺そうとする。イリアは謎の人物に言われティッペダイ社の転送装置へ向かう、するとそこでAIになったボブと会い、ボブこそが謎の人物だった。イリアはプットゥバヤを捨てAIになったボブと共に転送し逃げる。
4→イリアはゼイラムとの戦いをシミュレーションする。その間に申請が通りイリアは正式に捜索者になる。印を受け取りに行くが内部が慌ただしかった。一方タオワジャンにいたケイはコミマサと共にマイスへ密航しようとする。だが二人が密航する船に乗り込んだドクタートウカが賊に捕まり船ごと占拠される。密航はバレずマイスについたものの状況が分からない二人はまず食料を探す。ドクタートウカがゼイラムの研究者と知ったイリアは救出隊が全滅したと聞きAIになったボブと共に行動を開始する。賊が逃げ込んだ場所に来たイリアだったが賊や救出隊は殺され、謎の人型生物がいた。一方ケイたちは捕まったトウカを発見し解放するが、人型生物に襲われる、そこにイリアが現れ生物を殺すが、トウカはその生物からゼイラム反応があると言う。そこにもう一つのゼイラム反応が現れ、グレンにそっくりの顔をしていた。イリアはクローンだと言い聞かせるが、節々にグレンの仕草が出たため、攻撃できずボブが代わりに倒す。四人は逃げリフトに着くが、グレン似の化け物が追ってくる。イリアは三人を先に行かせようとするがコミマサがイリアに銃を持ってきたところで刺される。イリアはその銃で化け物を殺すがコミマサは死ぬ。
5→マイスに帰ってきたイリアとケイはイリアたちの故郷へ行くがそこで人型生物に襲われる。それを倒したイリアはボブからの連絡でトウカがマイス星の上層部の会合に潜入し話を聞く。町で起きる蒸発事件はゼイラム関連だというトウカの言葉を真に受けない上層部だったが、イリアはトウカに会いグレンとの関係を尋ねる。すると近くで謎のうめき声が聞こえ、それを聞いたイリアはケイを置いて単独を開始する。なかなか帰ってこないイリアを心配したケイはボブに頼まれたフジクロと共にイリアを探しに行くことに。すると町でゼイラム関連の事件が起きたと連絡が入り二人はそこに急行する。町ではゼイラムが作り出したゼイラムのクローン人型生物が大量発生していた。マイス星の兵士たちが対処するが歯が立たず、二人は現場に到着しイリアが現れるまで待機することに。兵士たちは火が効くと分かり優勢になるが直後ゼイラム本体がグレンの持ってたビーム兵器で劣勢になる。それを見たフジクロはゼイラム本体がグレンなのだと分かりイリアの目的も理解する。するとイリアが現れゼイラムと戦う。ゼイラムがイリアを殺しそうになった時ゼイラムの皮の下からグレンが現れ自分を殺せと言う。イリアは弾を撃ちまくり爆発と共にゼイラムと橋から落ちてしまう。だがフジクロたちに助けられその場を去る。
6→イリアが目を覚ますと数日が過ぎてい、その間にゼイラムはタワーを占拠し、マイス星上層部はタワーごと転送してしまおうと考え作戦を実行に移す。イリアが動けないと思ったケイは一人でゼイラムを始末しに行こうとするがフジクロが止める。だがそこにイリアが現れケイとフジクロに別れを言いゼイラムと決着をつけに行く。現場に着いたイリアは包囲軍の制止を振り切りタワーへ向かうがそこにフジクロがケイを連れてきてイリアに引き渡す。フジクロは去り、ケイとイリアはタワーに入りゼイラムと戦う。転送へのカウントダウンが始まるが外部からのハッキングや人型生物の妨害で遅れる。ゼイラムはイリアが抑えその間にケイは雑魚を生み出す装置?を破壊する。破壊を確認したイリアはケイを転送外に押し出し、自分はゼイラムと共に転送される。イリアはゼイラムとの決着をつけるためあえて飲み込まれ弱点を探る。飛び出す顔が弱点と分かり、そこを切り裂きついにゼイラムを倒す。転送地がどこか分からないイリアだったが、ケイがイリアの乗り物で現れる。実はボブのハッキングで転送地が近くに設定されていた。だがそこは太陽の光で輝く砂漠で危険地帯だった。二人は乗り物で砂漠から脱出する。