退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
美しいは正義
ハイスペイケメン金持ちコメディかな。
と思えばミステリ風青春物語だった。
良かったです。奇抜なガワでも中身はごくごく真っ当な青春もの。
キャラアニメとして見ると微妙。推理要素もツッコんだら負け。
瞳島 眉美(どうじま まゆみ)/主人公
双頭院 学(そうとういん まなぶ)/美学
咲口 長広(さきぐち ながひろ)/美声
袋井 満(ふくろい みちる)/美食
足利 飆太(あしかが ひょうた)/美脚
指輪 創作(ゆびわ そうさく)/美術
第1話「きみだけに光りかがやく暗黒星」その1
{netabare}化物語はあまりにクサくて無理だったがこういうのなら観れそう。冒頭からいきなり唐突な偉人の引用とクサクサ詭弁が炸裂でうっかり消しそうになったが、あまりに劇伴と作画が美しいのでなんとかなった。
延々とキャラが喋るので声優目当てでもいいのかも。劇伴もよくてラジオがわりに視覚の隅っこで流してもいいが、そうするには画面が綺麗すぎてもったいない。中身はとりたてて目新しさはないというかむしろ古臭い。でもこういうの久々なので楽しい。シャフト演出とかは知らんわからんどうでもいい。
ラストシーンの台詞が主題でしょうね。しっかり示してくれて有難い。
いい作品になると思う。説教臭くならないことを願う。44{/netabare}
第2話「きみだけに光りかがやく暗黒星」その2
{netabare} 不審な輩に付け狙われる瞳島。彼女が見たモノ、探し求めていたモノはなんと○○だった。
学園ドラマかと思いきやいきなりスケールの大きい話。若者が観れば瞳島が見たモノを見事に当てた名推理は完璧で隙のない論法だと思っちゃうんでしょうか。でも思ってたよりはクドくない。画面が綺麗かつ面白い。彼らがいちいちカッコつけるポーズもキマってる。部室?は背景CGかな。GOHANDS製みたい。どうみてもラブコメじゃないので安心。
もうこういう話は華奢なイケメンにしないと作れないんだろうな。70 {/netabare}
第3話「きみだけに光りかがやく暗黒星」その3
{netabare}瞳島は美少年探偵団へ加入する。
思ったよりクドくない。面白い。絵も相変わらず綺麗。美脚にあそこまで足を酷使させたら美脚維持できんだろうよ。無駄に筋肉がついてしまう。それをあそこまで維持できるってのは凄まじいレベルのバネの持ち主なのでしょう。
団長の学はなんと小学五年生。美しくなければ死んだ方がマシという執念とも呼べる程の信念。美しさを極めんと自らの信念に殉ずる彼の生き様は文字通り「極道」のそれであり、年下の彼を団長と慕う団員達を付き従える振る舞いはロード(君主)のよう。
団長カッコ良すぎ。魔王のように強くなくとも清々しい漢らしさは体現できるものなのだ。112 {/netabare}
第4話「ぺてん師と空気男と美少年」
{netabare} 違法カジノに潜入した美少年探偵団。カジノの経営権を懸け、長広は支配人の札槻嘘と直接対決。だが堂島だけには見えていた。その勝負は明らかにイカサマであることを。
かなりスケールダウンしたが、いかにも探偵団っぽい流れ。絶大な信頼関係にある5人の結束の中に、自らの能力を駆使し堂島はどう溶け込んでいくのか。なるほど今回のエピソードは狭い空間の中で描く必要があったわけだ。彼女の活躍に期待。182{/netabare}
9話
{netabare} 面白いっちゃ面白いけどすごく面白いかって言われると微妙。観た方が良いか?って聴かれてもオススメしようとは思えないなんとも微妙なライン。セリフ回しに定評のある西尾氏ってイメージだったけどいまいちグッとこない。やっぱり化物語とかめだかボックスみたいな珍妙奇天烈なまんがキャラのファンタジーでないと作家性が活きないのかなあとか思ったり。キャラクターは皆変人ではあるが結局現代劇なので広がりがないというか。現代劇とはいえテニプリみたいなブッ飛んだ世界観にすればまた違ったような気はするけれども。やっぱりヘンなキャラあってこそヘンなセリフが活きるってことなのかなあ。期待してたセリフ回しがどうも普通すぎる。団長は好きなキャラだが、昨今は登場人物全員をキャラ立ちさせないと許されない風潮だからなあ。232 {/netabare}
作画も凝っていたのもあって非常に満足できる最終回でした。
1.2.3話/きみだけに光かがやく暗黒星★★
4.5話/ぺてん師と空気男と美少年★
6.7話/屋根裏の美少年★
8.9話/押絵と旅する美少年★
10.11.12話/D坂の美少年★★★
vivyもそうでしたが、2話で1エピソードってキツイのかも。最初と最後は良かったが途中の話が微妙だった。キャラ紹介が済んでるのもあるが最後の話はしっかり面白かった。もちろんオチはトンデモなのだが、導入部はちゃんとミステリっぽい。
奇人変人の類ではあるけれども至って健康な中高生である彼ら。こういう作風であれば、堂島を微塵も性的な対象に見ていないことについて「リアリティガー」って感想は出ないでしょう。
キャラ構成からイケメンカタログを期待すると掘り下げガー。
唯一「女性」である堂島がいかにして強い絆で結ばれた彼らに溶け込んでいくか。とは言うてもジェンダー論とか陳腐な話ではなくって。どのような美学を持ちえるか。行動指針。生き方。どのような自分であるべきか。どのように振る舞うべきか。その美学を語るに値する自分である為には。
今のご時世、キャラ売りできないと数字には繋がらない。堂島は普通に萌えキャラ美少女でも良かったのではと思う。団長は…高身長イケメンだったら、嫌味になるのかなあ。
個人的には団長を魔王学院のアノスばりの豪傑にして心ゆくまでドヤって欲しかった。シャフト演出はキャラが力一杯ドヤったほうが冴えると思う。グレンラガンくらい暑苦しいキャラでやって欲しい。
化物語がお好きな方にとっては酷い劣化にしか思えないでしょう。根幹となるキャラ萌えが無いわけですから、まるっきり中身がないってことになりますよね。とはいえ商売っ気のない挑戦的な作品って言えるほど攻めてる内容でもないんですよねえ。
ブランドとしては失敗でしょうが、単体なら悪くないとは思います。