take_0(ゼロ) さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
全体的には普通なつくり
テーマがクライミングという事で「そういう意味」では特徴的かつ個性的(マニアックとも言うかな)。
一時期、ボルダリング等が注目されていた時期もあったけど、今はどうなんだろう?うちの地方にも壁が作られて、盛んに大会等をやっていたが・・・、そこの施設も売却された(オーナー企業が変わった)とかなんとかで、一時の勢いを感じることは無いかなぁ。
まぁ、昨今の新型コロナウィルスの影響でそういう風に見えるだけかもしれないけれども。
さて、この作品はテーマがクライミングという点では個性も見えたけれども、作り全体はオーソドックスなスポーツものという風に私には見えました。
あえて、その中でも心に残った点を挙げると、後から来た者に追い抜かれた者の心の葛藤がよく描かれていたところかな。
自分が、これだ!と思って打ち込んできたスポーツで後から入ってきた者に並ばれ、追い抜かれる。
いわゆる「天才」がその相手だったら・・・。
そして、その者がチームメイトであり、仲間であったら・・・。
って感じの葛藤が強く印象に残りました。
これって、よくある話だとは思うんだけど、実際、その立場になったらつらいよねぇ。自分がどちらの立場かって事でだいぶ変わるけれども、まともなセンスを持っている人間ならば天才側の方であっても、気は使うしねぇ。
ただ、作品全体を見た上で、私の感想をもう少し言わせてもらうと、メインもサブも含めてキャラクターの魅力が今一つ不足していたと思う。
ここはホントに難しいところで、簡単に魅力不足と言っても私と合わなかっただけ、という可能性ももちろんあるし、じゃあ、どうやったら魅力的になるの?と聞かれてもすぐに答えは出せない。
ただ、結果的にそうなっている(と私が感じた)という事だ。
私的にはフツーに観れた作品でしたが、面白かったとか、楽しかったって感想までは言えなかったかなぁ。
フツーに物語を追えて、エンディングまで観れましたって感じだったかなぁ。
う~ん、強くオススメはしないかなぁ。
機会がありましたら、観てみていただければって感じでした。