まりも さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
10代の頃の懐かしい思い出が詰まった作品
タイトルにあるように、このシリーズは私が10代の頃にカードゲームで楽しく遊んでいたことを思い出す。
アニメが始まったのは、確か小学校6年の秋。最終回は、ちょうど中学の卒業の時。高校に上がる時に、幼児から中学まで一緒だった仲間と別れるタイミングでもあり、カードゲームも見納めになってしまったため、このアニメのシリーズが終わると同時に一時代の終わりみたいな感じだった。私個人としては、中学時代が肉体的にも精神的にも学力もそして、人としても成長できた10代の中で最も充実した時期。そんな中で、このアニメのお陰でさらに楽しい一時を過ごすことが出来たので、生涯折に触れて思い出す、忘れるのことのない作品。
回想にふけり過ぎたが、何といっても惹かれたのが、カードのデザイン。初期の遊戯王もそれなりによかったが、このシリーズはデザインのセンスが良かったと思う。
私のmy favorite cardはクロノス教頭が使っているアンティーク・ギア・ゴーレム。実際、カードゲームでもよく使ってました。カードパックで購入したら、入っていたという運命的な出会いだったが。ちなみに、この当時のカードの中ではかなり強力なカード効果を持つモンスター。
アニメの内容は、最初の方は初期の遊戯王とは違って、コメディいや、ギャグ?要素が多く、あまり重たくない。しかしその反面、ストーリーの意図がよく分からず内容が薄いという弊害があると思う。
中盤手前くらいから段々動きが出てきて、面白くなってくると思う。ここら辺から内容が重たくなってくるのだが、仲間の魂が別次元に閉じ込められるとか、封印されるという設定は、初期の遊戯王と重複しているので、もっと別の描写を期待したかった。多分、この類いの描写をを使うと、幼児や小学生にはうけないと思う。
一応、最後までアニメを観たが、ストーリーが面白かったというより、カードゲームを始めるきっかけに過ぎなかったというのが本音。
結論
アニメ単体は、面白いかと言えば、正直そこまでではないと思う。まぁ、カードゲームの方を売るための広告的な位置付けだと思うので、あくまでカードゲームに興味がない方は、観てもつまらないと感じると思う。
そもそも、遊戯王シリーズは、他のカードゲームのアニメと同様、ストーリーよりもデュエルの方がメインだし、カードの効果を使って、戦略を立てて如何に勝利するかが肝だからね。
劇中も、7、8割はデュエルの描写だしね。それを観てつまらないと感じたら、その先を観てもつまらないと感じるのは関の山なので、思いきって観ないことをオススメする。逆に、カードゲームの方に興味が湧いたのなら、最後まで観てみると、面白さが分かるかも。
(俺のターン、ドロー
俺はエレメンタル・ヒーロー・スパークマンを攻撃表示で召喚。現れろスパークマン‥。)
(俺は手札から融合を発動。場のスパークマンと手札のクレイマンを融合。融合召喚、現れろエレメンタル・ヒーロー・サンダージャイアント。)
というようなセリフを数多く耳にすることでしょう。
ちなみに、初期だったら、
(俺は、2体のモンスターを生け贄に、現れろ我がしもべ、ブラックマジシャン‥。)こんな感じだったかな。