まにわに さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
困る
1話: {netabare}この設定だと、少年も元石の可能性があった。
一見すると、最後に石が少年になるから、少年を殺すので、そこまで設定をつくる必要がなかったという話。
犬がいなくなった理由もわからず、怪我した理由もなく、犬が帰ってきたのを理由に話を進められても困るというもの。
そこで、これを不問とするため、家を出たかった彼は、見知らぬ犬を口実に…という見方をしてみた。
これに合いそうな疑問が、道標をなぜ自分のためと言い切らなかったのか、負傷して帰れる場所から先行者はなぜ戻ってこなかったのか。で、
その解釈が、先行者が戻らなかったのは、少年が行けなかったのではなく置き去りにされたから。道標が彼のためでないのは、誰が標したか知らないからで、壁の絵のような先行者がいなかったから。
つまり、見放された地で、取り残された少年が、人知れず死んでいく話。
予告込みで考えると、見放された人間の、語る者のいないはずの物語になっていくのだろうか。
これがx20話は、しんどい。
次話も、ぱっと見困りそうな設定の話なので、要警戒。{/netabare}
情報の取捨が難しい。
7話まで: {netabare}
・そういうことでもなければ少年でママゴトしようとは思わない、とか。
・マーチが母親なら、パロナは妻子のために命懸けで働いてると管を巻くダメ親父のよう、だとか。
成長段階を踏むためとはいえ、あまりにも状況が雑。
6話: {netabare}解説者が介入したのは萎える。メタは好きなほうだが、これは逆効果。傍観を許容し、再介入の可能性を残し、作中での主体性をなくす。
死なない者に死を恐れさせるためなのはわかる。メタにしたからには、死んだらコピーのルールを破るための準備だと推測されるが。
話の感じだと、最後は死を描くのだろうか?
死そのものを描いた作品に、デス・ノート(夜神月)がある。
最近では、はたらく細胞BLACKがそうなると期待されたが、仮死に留まり、変なメタも入って、肩透かしを食らった。
「この世界」には死も含まれるはずで、それは夜神月のそれとは違うことが期待される。
この段階では、作者紐付きの狂言回しにしただけの可能性もあるが、もしも最後に不死が死んで、そして生き返らないのが判明すれば、また物語の続きを見ようと思う。{/netabare}
念のため7話: {netabare}仮面後のキャラがどこから来ているのか、接客キャラなら僕は僕になるだろうし。僕は僕でないは、普通は自己否定の表れで見るが、この話だと実質僕でなくなった可能性もある。そうなると、あの女の子も相当の怪物に見えてくるが。{/netabare}{/netabare}