でこぽん さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
熱い戦いに目が離せない
この物語の舞台は中国の春秋戦国時代。今から2000年以上も前です。
主人公の信(しん)は孤児ですが、下僕の身分から大将軍を目指して駆け上がります。
もちろん一挙に駆け上がるわけではなく、幾多の苦難を乗り越えながら少しずつ駆け上がるのです。
それが面白くて思わず感情移入してしまいます。
信は戦いが強いだけではなく気迫が圧倒的に凄い。どんな困難にもめげません。
だから信からはいつも元気をもらえます。
それに信だけではなく、登場する将軍たちの生きざまや戦での駆け引きに思わず心が動かされてしまいます。熱い戦いに目が離せなくなります。
物語の序章:
秦国の戦災孤児である信と漂(ひょう)は下僕として働きながら、時間があればいつも剣術の訓練をしていました。二人には大将軍となる夢があります。
下僕の二人がまともな暮らしをするためには戦場で手柄を立てるしか術(すべ)はありません。
二人の稽古する姿を偶然目にした秦国大臣の昌文君(しょうぶんくん)は、漂のみを召し抱えます。
昌文君の目的は、漂を秦国大王・政(せい)の影武者にすることでした。
やがて漂は影武者としての使命を全うし落命しますが、その際、信に政を守るように委ねます。
そこから信と政が力を合わせた熱い戦いが繰り広げられていくのです。
政はやがて中国を統一し、秦の始皇帝となる歴史上の人物です。
信と政の成長をあなたもぜひ見守ってください。
戦(いくさ)は一人ではできません。
どんなに強い者が一人いても、集団での戦いとなると軍師の力がものを言います。
しかし、著しく強いものが一人いると、仲間の覇気が大いに盛り上がります。
相矛盾するようですが、だから戦は奥が深いのです。