Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
少年は戦う―――「正しい死」を求めて
この作品の原作は未読です。
「週刊少年ジャンプ」で連載されている作品と知り視聴を決めました。
「鬼滅の刃」や「約束のネバーランド」などの作品を輩出するなど、「週刊少年ジャンプ」の底力を感じずにはいられません。
個人的な主観ですが、少年漫画はバトル系の作品が多いように感じます。
争わずにはいられないのが人間の本質なんでしょうかね…
刀、銃や異能の力を使わない、例えばスポーツや恋愛においても争いはゼロではありませんので…
その争いが物語における起伏や抑揚に直結しているので外せないのも理解はできるんですけどね。
まぁ、そういう作品を見たいなら「きらら枠」の作品を見れば良いのですしね^^;
辛酸・後悔・恥辱
人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む
呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く
そして、呪いは呪いでしか祓えない
驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、
ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう
呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、
最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり……
呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
完走して思ったこと…
素直に面白かったと思います。
そう思える一番の原動力は作画が半端無かったこと…でしょうか。
バトルシーンのヌルヌル動く感じは鬼懸かっていて見ていて迫力を感じました。
物語の方はまだ底知れぬ感じがするので何とも言えませんが、虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の呪術高専1年生組がどこまで成長するかが楽しみです。
wikiによると虎杖悠仁は宮城県仙台市出身なんだそうですが…
この設定が必要なのかは正直分かりませんでした^^;
今後の物語の中で何か関係してくるのでしょうか^^;?
wikiといえば本作のキャスティングのところで興味深い記述を目にしました。
釘崎野薔薇役を演じた瀬戸麻沙美さんのコメントです。
瀬戸さんといえば、デビューしたばかりでいきなり「ちはやふる」の綾瀬千早に抜擢された声優さんです。
もちろん、他にも沢山の作品の主要キャラを演じていらっしゃいます。
「釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美は、野薔薇役のオーディションに応募した理由について「ちょうどこの時期、ギャルの役を受けて落ちていたんですね。だから私の中で、ギャルであったり、口が悪かったり、粗雑な感じのお芝居が課題でもあったし、自分でも苦手な分野だと分かっているけど、すごくやりたい!と」とアニメイトタイムズとのインタビューの中で明かしている。」
声優の皆さんが役を掴み取るのにオーディションを受けるのは知っていましたが、瀬戸さんの様に名声と実力を兼ね備えた声優さんでもオーディションに落ちることがあるとう事実にビックリしました。
だって瀬戸さんですよ…
実力があれば受かる、という一般企業とは訳が違うんですよね。
例え実力があったとしても、それ以外の様々な要素が考慮されるのですから、ホント声優さんの業界は難しいと思います。
すっかり話題が脱線してしまいましたが、とても見応えのある作品なので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、Eveさんの「廻廻奇譚」と、Who-ya Extendedさんの「VIVID VICE」
エンディングテーマは、ALIさんの「LOST IN PARADISE feat. AKLO」と、Cö shu Nieさんの「give it back」
2クール全24話の物語でした。
この作品も「続きは劇場で…」のパターンになってしまいました。
劇場版が悪いとは微塵も思いませんが、できることなら人目を気にせず視聴できるTV版が良かったと個人的には思っています。
物語も思いきり中途半端で終わっているので、続きが視聴できるのを楽しみにしています。