CiRk さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
冬アニメで一番良かったです。
一期が合わなかったので、二期もダメなんだろうなと思って視聴しましたが、想像以上、いや文句なしの出来でした。
競馬の知識は0に近いです。
↓完全にネタバレしてます
{netabare}
1期とは違いトウカイテイオー主人公。
一話から骨折するからびっくりした。一話ラストの黒バックEDも不穏な空気の表現も上手かった。
その骨折のせいで、三冠の夢を逃してしまい、その後復帰するもののメジロマックイーンに負け、無敗という目標も失ってしまう。
そんなトウカイテイオをメジロマックイーンが励ますシーンが良かったです。
良かったシーンは他にもいっぱいあるのですが、やっぱり10話ですね。
3回も骨折して引退を考えていたトウカイテイオーをみんなで励ますところがよかったです。勝ち目がないと思われていたツインターボがライスシャワーに勝って一位を取り、トウカイテイオーを励ますところは滅茶苦茶感動しました。
トウカイテイオーを尊敬して応援いるキタサンブラックとメジロマックイーンを尊敬しているサトノダイアモンドというロリキャラもかなり魅力的でした。キタサンブラックがトウカイテイオーにお守りを作って渡そうとするところでも泣かされました。
あと、男のオタクキャラ二人が何気に面白くて好きでした。
そして、トウカイテイオーが立ち直ったかと思えば今度はメジロマックイーンが不治ともいわれるケガをしてしまう。
すると、今度はトウカイテイオーがメジロマックイーンに有馬記念で一位を取ると宣言し、メジロマックイーンを励ますという序盤とは逆の構図がよかったです。
そして、実際に有馬記念で強敵と接戦し見事一位。骨折を乗り越えたり、困難に立ち向かったり、諦念から立ち直ったり、積み重ねが沢山描かれていたので、すごく感動できました。最後のテイオーコールのとこめっちゃ泣いてしまった。
最後はトウカイテイオーから勇気をもらってケガを克服したメジロマックイーンとトウカイテイオーのレーススタートで終わる。締めも文句なしの形だった。やっと二人の再戦という夢が叶ったのかと。
ライスシャワーの話もよかったです。勝っても誰も喜んでくれない、そんなライスシャワーがそれでも本気でレースをし、メジロマックイーンを破って一位を取る。そんなライスシャワーをメジロマックイーンたちが拍手で賞賛する。もう同じこと何回も言っている気がしますが、ここもほんと感動できました。
話のまとまりも1期と比べて格段に良かったと思います。
まあ最終回のライバルは初登場キャラでしたが、基本的にライバル含めてメインキャラだけで仕上がっていたので、一期とは違ってキャラが取っ散らかっていたという印象はなかったです。
キャラの心情描写とか、そういうのも1期と比べてかなり丁寧でした。
駄目な点は特にないのですが、史実が元となっているということを意識しないで見る人が視聴すると、微妙に感じてしまうかもしれません。
{/netabare}